ハッブル打ち上げ35周年記念の「火星」回転バージョン【今日の宇宙画像】
【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:NASA)
今回は、回転する「火星」の動画をご紹介します。
使用されたデータは、ハッブル宇宙望遠鏡が2024年12月28日~30日に取得しました。
- Image Credit: Video: NASA, ESA, STScI, Joseph DePasquale (STScI), Leah Hustak (STScI); Acknowledgement: Amy Simon (GSFC)
- NASA - Mars Rotation
観測時の火星は北半球が春を迎えたばかりの頃で、北極周辺は広く氷に覆われています。
また、赤茶色をした大地の上には、うっすらと白い雲が現れています。
この動画は、ハッブル宇宙望遠鏡の打ち上げ35周年を記念して、NASA=アメリカ航空宇宙局とESA=ヨーロッパ宇宙機関(欧州宇宙機関)が2025年4月23日付で公開した画像・動画のひとつです。
ちなみに、火星の自転周期は24時間37分。地球の23時間56分よりも40分ほど長いものの、かなり近い値というのが興味深いです。
文/ソラノサキ 編集/sorae編集部