ビットコインの4年サイクル、資産の成熟とともに終わる可能性──K33アナリストが指摘(CoinDesk JAPAN)

K33リサーチ(K33 Research)の最新の市場レポートによると、ビットコイン(BTC)のブーム・アンド・バースト(活況と崩壊)の価格変動を長年特徴づけてきた4年サイクルは、資産の成熟に伴い過去のものになる可能性がある。 ビットコインは、2012年、2016年、2020年の4年ごとのマイニング報酬半減期の翌年に、史上最高値を更新した。過去2回の強気相場は、サイクルの底から約1060日後にピークに達した。このパターンが継続すれば、早ければ10月中旬にもピークを迎える可能性があるとレポートは述べている。 だが、K33のアナリストらは、ビットコインが資産として成熟するにつれ、この戦略はもはや当てはまらないと予想している。 「半減の影響は、現在では過去よりも大幅に小さくなっている」とレポートは指摘。以前は、半減イベントは突然の供給ショックを引き起こし、それが価格急騰を誘発した。現在、規制整備が進み、機関投資家のアクセスが拡大し、国家主体の関心が高まっているため、過去のサイクルパターンからの離脱を促す他のマクロ経済要因がより重要になる可能性があるとレポートは述べている。 「世界貿易の緊張やインフレ圧力が高まっている世界において、ビットコインは投機的で再帰的な資産から、より確立された反動的な価値の保存手段へと移行したと我々は考えている」とレポートの著者らは述べた。 |翻訳・編集:廣瀬優香|画像:Shutterstock|原文:Bitcoin's 4-Year Cycles May Be Over as the Asset Matures, K33 Analysts Say

CoinDesk Japan 編集部

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