米国株式市場=下落、ハイテク株に売り エヌビディアなど安い

米ニューヨーク証券取引所(NYSE)のフロアで17日撮影。REUTERS/Brendan McDermid

[ニューヨーク 29日 ロイター] - 米国株式市場は大型ハイテク株が前週の高値から押し戻され、主要3指数が下落して取引を終えた。 大半のハイテク株や人工知能(AI)関連株が下落する中、情報技術セクター(.SPLRCT), opens new tabがS&P総合500種の重しとなった。エヌビディア(NVDA.O), opens new tabは1.2%安、パランティア・テクノロジーズ(PLTR.O), opens new tabは2.4%安。 ハバーフォード・トラストのディレクター兼投資戦略責任者ハンク・スミス氏は「ハイテク株優位の終わりの始まりではなく、買いの好機になるだろう」と述べた。 前週に最高値を更新したテスラ(TSLA.O), opens new tabは3.3%下落し、一般消費財セクター(.SPLRCD), opens new tabの重しとなった。
銀価格が初めて1オンス=80ドルを突破した後に急落したことを受け、貴金属関連株も下落した。一方、エネルギー株(.SPNY), opens new tabは原油高を受けて1%近く上昇した。
今年堅調に上昇した銀行株(.SPXBK), opens new tabもこの日は下げ、シティグループ(C.N), opens new tabは1.9%安となった。 個別銘柄では、ソフトバンクグループ(9984.T), opens new tabが買収を発表したデジタルインフラ投資会社デジタルブリッジ(DBRG.N), opens new tabが9.6%急伸した。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄が値上がり銘柄を1.63対1の比率で上回った。ナスダックでも値下がり銘柄が値上がり銘柄を2.38対1の比率で上回った。 米取引所の合算出来高は130億8000万株。直近20営業日の平均は162億株。

LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります ※米国株式市場

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