【日本ハム】ソフトバンクに零敗 最多貯金”15”逃す...北山8回1失点完投負け3敗目 中村にV打 有原の前に11三振、完封で12球団勝利許す
■プロ野球 ソフトバンク 1ー0 日本ハム (1日 東京ドーム) 日本ハムはソフトバンクに今季4度目の完封負けで42勝29敗2分の貯金13。試合は両軍無得点で迎えた6回、先発・北山が1死二、三塁から中村の犠飛で先制を許す。打線はソフトバンク先発・有原の前に11三振を喫するなど6安打無得点と振るわなかった。北山は8回1失点で5月5日・オリックス戦(京セラD大阪)以来の今季2度目の完投負け。 スタメンは1番ライト・水谷、2番キャッチャー・田宮、3番サード・清宮幸、4番レフト・野村、5番ファースト・マルティネス、6番DH・レイエス、7番センター・万波、8番セカンド・石井、9番ショート・山縣を組んだ。 初回の攻撃はソフトバンク先発・有原の前に、水谷が3球三振、田宮が右飛、清宮幸が二ゴロのわずか7球で三者凡退。 先発・北山亘基(26)は5勝2敗、防御率1.15で今季11先発目。前回登板の6月19日・巨人戦(東京ドーム)では9回1安打1失点で今季2度目の完投勝利。今季ソフトバンク戦は2試合に先発し1完投含む2勝0敗、防御率1.29。 北山は初回、周東を二ゴロ、ダウンズを空振り三振、柳町を遊飛に打ち取る上々の立ち上がり。 打線は2回、先頭の野村が右前安打、2死から万波が中前安打で送球間に進塁し二、三塁も石井が二ゴロ。3回にも先頭の山縣が中前安打で出塁したが水谷が遊ゴロ、田宮の一直で一走・水谷が戻れずダブルプレーで終わる。 4回の攻撃は三者凡退。5回は1死から万波が左中間へ二塁打を放つも後続が外野フライに倒れると、6回は水谷の代打・五十幡、田宮、清宮幸の上位打線が三人で打ち取られた。 北山は2回、1死から栗原にストレートの四球を与えたが山川を三ゴロ併殺打。3回は先頭の野村に中前安打、海野に犠打を決められ1死二塁も後続を退ける。 4回は上位打線を三人で封じると、5回は先頭の栗原に右前安打、2死から海野に左前安打を浴び一、二塁も佐藤直を空振り三振に斬り無失点。 しかし6回裏、北山が先頭の周東に右翼線へ二塁打、ダウンズに四球を与え無死一、二塁。続く柳町に犠打を決められ1死二、三塁とすると、中村の右犠飛で0-1と先制される。 7回表、好投続く有原の前に野村、マルティネスが連続空振り三振で2死。続くレイエスは四球も、この試合唯一マルチ安打の万波が空振り三振に倒れた。 その裏、北山が山川、野村の連打で無死一、二塁を招くと、海野に犠打を決められこの回も1死二、三塁のピンチを背負う。しかし佐藤直の代打・近藤、周東を連続左飛に仕留め無失点で切り抜けた。 打線は8回、有原から先頭の石井が中前安打を放つと、代走・矢澤を起用。山縣の代打・中島卓がきっちり初球で犠打を決め1死二塁も郡司が3球三振で2死。田宮が二内安打でつなぎ一、三塁としたが、清宮幸が一ゴロに倒れる。 北山は8回のマウンドへ。牧原大、柳町、中村を外野フライで三者凡退に仕留める。 しかし1点差で迎えた最終回、有原の前に得点奪えずゲームセット。北山は8回101球、被安打6、奪三振5、与四球2、1失点(自責1)で5月5日・オリックス戦(京セラD大阪)以来今季2度目の完投負け、3敗目(5勝)。有原に今季初の完封勝利、12球団勝利を許した。