【中日】3連勝止まり5位転落&借金11 金丸がチェイビスの悪送球起点に5失点5敗目 ブライト3号3ラン&細川適時打で1点差も力尽きる
■プロ野球 広島 5-4 中日 (24日 マツダスタジアム) 中日は広島に敗れ、連勝が3でストップし50勝61敗2分の借金11。また広島と順位が入れ替わって再び5位に転落し、3位までゲーム差が「3.5」に広がった。試合は3回、チェイビスの悪送球を起点に先発・金丸夢斗(22)が1死一、三塁のピンチを招くと、前川誠太(22)の適時打で先制を許し、なおも2死一、二塁からモンテロ(27)に走者一掃の適時二塁打、続く末包昇大(29)に11号2ランを被弾し5点を失う。だが6回に2死一、二塁から3番・ブライト健太(26)の3号3ラン、8回には2死一、二塁で細川成也(27)の適時打が飛び出し1点差に詰め寄るも反撃及ばず。金丸は自己最短5回6安打5失点(自責0)で5敗目(1勝)。 スタメン野手は今季初先発の常廣に対し、2番セカンド・田中、3番ライト・ブライトに変更し、前日の試合で左脚をつり途中交代していた上林はベンチスタート。 初回の攻撃は2死からブライトが右中間へ二塁打も、細川が右飛。2回はボスラー、山本、チェイビスが三者連続三振に倒れると、3回は2死から岡林が右前安打を放つが、田中が二ゴロに倒れる。 金丸は1勝4敗、防御率3.14で今季12度目の先発。前回の15日・DeNA戦(バンテリンドーム)は6回6安打2失点(自責2)で勝ち負けつかず。 広島戦はプロ初登板の金丸は立ち上がり、わずか10球で三者凡退に抑えると、2回は2死から菊池に三内安打を許すも、7番・佐々木とのドラ1初対決を遊飛に打ち取り無失点。 だが3回裏、先頭の石原の三ゴロをチェイビスが一塁へ悪送球すると、その送球がカメラマン席に飛び込みテイクワンベースで無死二塁。常廣をバント失敗に仕留め1死を奪うも、中村奨の左前安打で一、三塁とピンチを広げられ、2番・前川の左前適時打で先制を許す。 なおも2死一、二塁から4番・モンテロにレフトオーバーの適時二塁打を許し0-3、さらに続く末包にカウント1-2からチェンジアップを左翼スタンド上段へ運ばれ、0-5となる。 4回の金丸は7番からの下位打線を三者凡退に抑えると、5回は先頭の中村奨に左翼線への二塁打を浴びるも、前川を見逃し三振、ファビアン、モンテロをフライアウトに打ち取る。 一方、5点を追う打線は4回、5回と常廣の前に三者凡退と沈黙。それでも6回2死から岡林の遊ゴロをショート・前川がファンブルし出塁。田中が死球で一、二塁とすると、ブライトが1ボールから2球目直球をバックスクリーンへ運び、3-5の2点差に迫る。 金丸はプロ入り最短5回91球、被安打6(本塁打1)、奪三振4、無四死球、5失点(自責0)だった。6回は2番手・藤嶋が2死から佐々木に左前安打、石原にレフトへのエンタイトルツーベース、代打・小園に申告敬遠で満塁のピンチを背負うが1番・中村奨を二ゴロに退ける。 7回表は広島4番手・栗林の前にチェイビス、石伊が連続三振など三者凡退。その裏3番手・梅野が2死からモンテロに四球を与えたが、末包を右飛に打ち取り4試合連続無失点に抑える。 すると8回表、5番手・島内に対し2死から田中が左前安打、相手の暴投で二塁へ進むとブライトの四球で一、二塁の好機に4番・細川の左前適時打で1点差に迫る。なお一、三塁も続くボスラーは左飛に打ち取られ、追い付くことができなかった。 その裏、4番手・メヒアが登板し、佐々木を空振り三振に斬るなど完璧に抑え昇格後15イニング無失点。だが最終9回の攻撃で広島抑え・森浦の前に得点奪えずゲームセット。