【○虎将トーク】阪神・藤川監督、サトテル弾「本人にとっても良かったのかもしれない」「僕は分からないですけど」
(セ・リーグ、ヤクルト1―8阪神、22回戦、阪神14勝7敗1分、24日、神宮)阪神が快勝。優勝マジックを2減の「16」とした。三回2死一、二塁、中野拓夢内野手(29)の中前打で先制。四回は第1打席の見逃し三振で今季ワーストタイの17打席連続無安打となった佐藤輝明内野手(26)が右翼席に32号本塁打を放って、2点目を追加した。1点リードの六回2死満塁では才木浩人投手(26)の押し出し四球で加点。八回は坂本誠志郎捕手(31)、森下翔太外野手(25)、佐藤輝の適時打で一気に5点を奪った。7回⅔を投げて118球4安打2四球、村上宗隆内野手(25)の本塁打による1失点の才木は自身5連勝でDeNA・東克樹投手(29)に並ぶリーグ最多の12勝目(5敗)を挙げた。佐藤輝の本塁打は10日ヤクルト戦(京セラ)以来、40打席ぶり。中野は今季2度目の1試合4安打。今季最多貯金を「27」に更新した藤川球児監督(45)の主な一問一答は以下の通り(成績=69勝42敗3分、観衆=2万8396人)。
ーー得点を重ねて阪神の野球ができた
「そうですね、まあまあ…やっぱり消耗戦ですね、はい。そう感じるゲームですね」
ーーその中で才木は粘り強く投げた
「ああ、もう十分ですね。いろいろと状態が良くなって、前回は90球(11勝目を挙げた17日の東京Dでの巨人戦で5回92球)で、今回は120球手前(118球)ですか。もう十分、やってくれていますね、働いてくれています」
ーー中盤以降も尻上がりで、状態が良くなっているのが、つながっている
「安打数がそんなにない状態でしたから、うまく、バランス良く投げていますね」
ーー佐藤輝はホームランで終わらず、もう一本出て、26日からのDeNA戦につながる
「打線ですからね。1人だけですることではないし、そういった意味で、それがタイガースらしいペースですから。でも、一本出たことは本人にとっても良かったのかもしれないし、僕はどうか分からないですけど、得点が入るということはね、良いことですしね」
ーー打線は八回のつながりが大きかった
「それは大きいですね」
ーー一回から中野が盗塁を仕掛ける(二盗失敗)など、動いた
「作戦は常に。チャレンジしながら、お互いですね。それが野球ですからね」
ーー消耗戦の意味は
「非常に暑いというところで、選手たちのコンディションで、どのチームもそうですけど。あと3試合ですか。3試合すれば、(29日の巨人戦は)移動ゲームになりますけど、甲子園に戻れることは、選手たちにとっても、自分たちにとっても嬉しいことなので。3試合、横浜で頑張るというところですね」