マイクロソフト大規模レイオフでリブート版『パーフェクトダーク』開発中止に―35年以上レア社に務めたベテランスタッフ退社の報告も

マイクロソフト

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Perfect Dark - Gameplay Reveal - Xbox Games Showcase 2024 より

約9,000人が対象となる大規模なレイオフを開始したマイクロソフトについて、リブート版『パーフェクトダーク』を手掛けていたThe Initiativeが閉鎖され、開発が中止されたとPolygonなどが報じています。

大規模レイオフでリブート版『パーフェクトダーク』開発中止に

マイクロソフトによる今回のレイオフは全従業員の最大4%を対象に実施されており、『キャンディークラッシュ』を手がけるKingでは約200人がレイオフの対象になっているほか、2019年に発表されたレア社開発のオリジナルIP『EVERWILD』も開発中止になったと報告されました。

Xbox Game Studiosの責任者であるMatt Booty氏による社内通達では、リブート版『パーフェクトダーク』と『EVERWILD』の開発中止が通告されたと複数のメディアが報じました。未発表のプロジェクトの一部を段階的に縮小し、その一環としてThe Initiativeが閉鎖されます。

35年在籍したレア社のベテランが退社と海外報道―『ESO』開発元の責任者も退任

またVGCの独自調査では、35年以上レア社に在籍していたGregg Mayles氏が『EVERWILD』の開発中止を受けて退社すると報じられています。同社でエグゼクティブプロデューサーを務めていたLouise O'Connor氏も退社する予定であるとのことで、報道が事実であればベテランスタッフ2名がレイオフの影響により退社する形になります。

また『The Elder Scrolls Online』を開発するゼニマックス・オンライン・スタジオでは、設立から18年以上責任者を務めたMatt Firor氏が7月中に退社すると発表されました。同氏が公開した声明では退社の理由には言及しておらず、今後はJo Burba氏がスタジオを率いていくと述べています。

複数のタイトルが開発中止になり、スタジオの一部が閉鎖されるなど、ゲーム部門にも大きな影響を与えているマイクロソフトの大規模レイオフ。Matt Booty氏はレイオフについて「どのプロジェクト、チームも長年にわたる努力や創造性、献身の結晶であり、今回の決断は軽々しく行ったものではない」とコメントしています。

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ライター:三ツ矢,編集:八羽汰わちは

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