任天堂「Switch 2」入手しづらい要因、社長が弁明
2025年07月03日 16時50分更新
任天堂は7月2日、6月27日に行われた定時株主総会の質疑応答(要旨)を公開した。全18項目の質問に回答している。
そのなかで代表取締役社長の古川氏は、「Nintendo Switch 2」が入手しづらい件について「多くの国において供給を上回る需要をいただいている状況にあり、お客様にはご不便をおかけしています」と謝罪。引き続きマイニンテンドーストアで第5回の抽選販売をすることと、生産体制の強化に努めることを約束した。
なお、販売店における店頭販売についても「認識しています」と言及。少しずつ供給体制が整ってきたことを示唆している。
また、マイニンテンドーストアの抽選販売におけるニンテンドーアカウント情報の紐づけについて聞かれると「今回の世代交代においてはアカウントを活用し、熱心にNintendo Switchを遊んでおられたお客様に抽選販売への優先的な応募機会を提供できました」と、一定の成果があったとアピール。ただ、この販売形式はポジティブ/ネガティブ問わずさまざまな意見が寄せられているため、将来の学びにしたいと語った。
Nintendo Switch 2が従来のゲーム機に比べて高額であることは「事実です」としながら、価格設定自体は「提供するゲーム体験に見合ったものだと考えています」と自信をのぞかせる。小さな子ども向けにはゲーム機以外で任天堂のキャラクターや世界観に触れてもらえる機会を作っているが、最終的にはゲーム機で遊んでほしいという目的がある。その際「ゲーム機の価格がどれほどのハードルになるのかは注視しています」と語った。
そのほか、「キーカードがあまり魅力を感じない件」「開発費高騰でゲーム人口が減ることへの対策」などの質問もあり、古川氏はそれぞれに回答している。詳しくは資料を確認してほしい。
[任天堂HP]「第85期 定時株主総会 質疑応答」を掲載しました。https://t.co/eAyCySZYvL
— 任天堂株式会社(企業広報・IR) (@NintendoCoLtd) July 2, 2025
© Nintendo Nintendo Switch 2 のロゴ・Nintendo Switch 2 は任天堂の商標です。
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