Amazonのプライムデーなどの大規模セールでは製品が実際は安くなっていないことがある
Amazonは世界中でプライムデーやプライム感謝祭、ブラックフライデーなどの大規模セールを開催しています。しかし、ワシントン・ポストのテクノロジーコラムニストであるジェフリー・A・ファウラー氏がセール前とセール中の価格を追跡した結果、「割引適用後の価格が元の価格と同じ」という製品が多数存在していることや、むしろ値上がりしている製品もあることが明らかになりました。
Amazon’s Prime Day deals could actually cost you more - The Washington Post
https://www.washingtonpost.com/technology/2025/10/09/amazon-prime-day-prices/アメリカでは「Prime Big Deal Days 2025」という大型セールが2025年10月7日から2日間にわたって開催されました。ファウラー氏は過去6カ月にAmazon.comで購入した食料品以外の約50の製品について、セール前とセール中の価格を比較しました。その結果、「安くなった製品」の他に「割引適用後の価格と元の価格が同じ製品」や「高くなった製品」もあることが判明。ファウラー氏が挙げた実例は以下の通りです。
・安くなった製品
・割引適用後の価格と元の価格が同じ製品
・高くなった製品
ファウラー氏が過去6カ月に購入した約50の製品をすべてBig Deal Daysの期間中に買った場合、わずか0.6%だけ安くなるとのこと。ファウラー氏は「オンラインショッピングで節約したいなら、比較が重要です。セール情報を知らせてくれるブラウザ拡張機能は便利ですが、中には個人情報を盗もうとするものもあるので注意が必要です」「実店舗も見逃せません。私が通っている歯医者では電動歯ブラシがAmazonのセール価格より10ドル安く売られていますし、近所のおもちゃ屋ではトラックのおもちゃがAmazonの半額で売られていました」と述べています。
なお、「Keepa」というブラウザ拡張機能を使えば、以下のようにAmazon.co.jpの製品ページ内に価格推移グラフを表示して「今の価格が本当にお得なのか否か」を確かめることができます。XboxのコントローラーでKeepaの価格推移グラフを表示した結果が以下。通常時は9000円前後で安いときは7000円前後になっていることが分かります。
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