26日の米国市場ダイジェスト:NYダウは299ドル高、PCEコア価格指数が利下げ期待を後押し(フィスコ)

7:05 配信

■NY株式:NYダウは299ドル高、PCEコア価格指数が利下げ期待を後押し米国株式市場は反発。ダウ平均は299.97ドル高の46247.29ドル、ナスダックは99.37ポイント高の22484.07で取引を終了した。PCEコア価格指数でサプライズなく連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ軌道が継続との期待に寄り付き後、上昇。その後、ミシガン大消費者信頼感指数が予想を下回り失速しナスダックは一時下落に転じた。しかし、年内の利下げ期待を受けた根強い買いに支えられ、終盤にかけ、一段高となり終了。セクター別では自動車・自動車部品、公益事業が上昇、食・生活必需品が下落した。航空機メーカーのボーイング(BA)は737MAXや787型機の一部に関する納入前の最終的な安全点検、耐空証明発行の実施権限を連邦航空局(FAA)から得られることが声明で発表され、制限緩和による製造ペース加速期待に買われた。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)やテクノロジー会社のアップラビン(APP)はアナリストが目標株価を引き上げ、それぞれ上昇。テーマパーク運営のシックス・フラッグス・エンターテインメント(FUN)は物言う投資家のランド・アンド・ビルディングインベストメントマネメントが同社に対し不動産部門の分社化や売却を検討するよう要請しているとの報道で、上昇。家具メーカーのレイジーボーイ(LZB)は商品の製造を国内で行っているためトランプ政権の関税を免れるとの期待に、上昇。一方、高級家具販売のRH(RH)は政権が輸入家具関税を検討しているとの報道を受け収益減懸念に、下落。会員制倉庫型卸売り・小売りのコストコホールセール(COST)は四半期決算の強弱まちまちの結果に失望した売りが続いた。連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン副議長は連邦公開市場委員会(FOMC)の利下げが出遅れているリスクを警告し、積極的な利下げの必要性を主張した。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:米PCEコアやミシガン大消費者信頼感指数は利下げ正当化、ドル反落26日のニューヨーク外為市場でドル・円は149円83銭から149円41銭まで下落し、149円51銭で引けた。8月PCEコア価格指数は想定内でインフレの急伸が見られなかったほか、米9月ミシガン大学消費者信頼感指数や期待インフレ率確定値が予想外に下方修正されたため利下げ観測が強まり、ドルが反落した。ユーロ・ドルは1.1666ドルから1.1707ドルまで上昇し、1.1702ドルで引けた。ユーロ・円は174円71銭から175円05銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3350ドルから、1.3413ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.7998フランから0.7973フランまで下落した。■NY原油:反発、一時66.42ドルまで値上りNYMEX原油11月限終値:65.72 ↑0.7426日のNY原油先物11月限は反発。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比+0.74ドル(+1.14%)の65.72ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは64.66-66.42ドル。ロンドン市場で64.66ドルまで下げたが、米国市場の中盤にかけて66.42ドルまで値上り。地政学的リスクの増大や供給不安の高まりを意識した買いが増えた。通常取引終了後の時間外取引では主に65.50ドルを挟んだ水準で推移。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 52.21ドル +0.36ドル(+0.69%)モルガン・スタンレー(MS) 160.11ドル +1.16ドル(+0.72%)ゴールドマン・サックス(GS)802.51ドル +7.75ドル(+0.97%)インテル(INTC) 35.50ドル +1.51ドル(+4.44%)アップル(AAPL) 255.46ドル -1.41ドル(-0.54%)アルファベット(GOOG) 247.18ドル +0.61ドル(+0.24%)メタ(META) 743.75ドル -5.16ドル(-0.68%)キャタピラー(CAT) 465.76ドル +2.04ドル(+0.43%)アルコア(AA) 32.71ドル +1.26ドル(+4.00%)

ウォルマート(WMT) 103.16ドル +0.11ドル(+0.10%)《ST》

フィスコ

最終更新:9/27(土) 7:05

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