約2万円のスマホ「moto g05」はどこまで使えるのか。価格なりだが評価できるポイントも多い

moto g05は約6.7インチのディスプレイを搭載。画面解像度は1612×720ドット(HD+)でそれほど高くないが、使っていて極端に不満を感じるシーンは少なかった。ただ、動画を視聴する時などに画面をよく見ると、やや粗さもある。 安価なモデルながら、画面描画速度(リフレッシュレート)は最大90Hzに対応。ウェブページのスクロールも滑らかで、価格に対して満足度は高い。 moto g05の大きさは約165.67×75.98×8.17mm、重さ(公称値)は約188.8g。見た目よりもかなり軽い印象だ。背面の素材にはさらっとした手触りのヴィーガンレザーを採用し、指紋が付着しづらい。 また、最近のスマホとしては珍しく、本体上部に3.5mmイヤホンジャックを搭載。有線イヤホンを使える点はメリットの1つだ。 加えて、本体を保護できるクリアカバーが同梱されているので、別途ケースを購入せずに済む。

moto g05は背面に約5000万画素のシングルカメラを搭載。画角の広い超広角カメラや、遠くの被写体をきれいに撮れる望遠カメラは搭載していないので注意が必要だ。なお、デジタルズームは6倍まで対応している。 1倍での撮影は、エントリーモデルとは思えないほどきれいな仕上がり。若干暗めの写真にはなるが、素朴な仕上がりで必要十分だと感じる。 例えば、ビジネスパーソンが書類やQRコードをスキャンする程度の使い方であれば、まったく問題ないだろう。 moto g05は暗所向けの「ナイトビジョンモード」やポートレート撮影にも対応しており、撮影体験は悪くない。 「Google フォト」アプリを使えば「編集マジック」のようなAI機能も使えるため、撮影後の編集も楽しめる。

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