土星の新衛星「S/2009 S 2」を土星の環の中で発見 公式な衛星の定義がないことによる “発見” か?
太陽系で2番目に大きな惑星である「土星」は、多数の衛星を従えています。特に2000年以降は、土星探査機による接近観測や、望遠鏡の性能向上、観測データの処理技術の向上により、それまで18個しかなかった衛星数は急激に増加しました。2023年には3桁の大台を突破し、2025年には一気に128個追加されるなど、衛星数だけで注目される出来事も増えてきています。その大半は、土星から数千万km離れたところを、数年かけて公転する衛星です。 2026年6月17日、小惑星センターは土星の衛星を新たに1個追加したことを電子回報上で公表しました。これで土星の衛星は293個となりました。ただし今回の発見報告は、近年の発見報告と比べるといくつかの点で特殊です。 前提として、新衛星の発見を報じる電子回報には、衛星が夜空のどの位置で発見されたのかを示すデータや、公転周期などの軌道のデータ、発見者の詳しい情報などが示されています。冒頭の定型文以外は文章らしいものもないため、見方が分からなければ、よくわからない数字が長々と羅列されているだけのようにも見えるでしょう。
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