なぜ?カプコン、Switch2ソフトのパッケージ版は事実上「DL販売」扱い…会計方針を公表(オタク総研)

株式会社カプコンは12日、自社の通期決算に関する決算質疑応答において、Nintendo Switch 2向けに販売されるパッケージ版の売上計上方法について「デジタルの売上として計上されます」と回答。「パッケージ」ではなく、ダウンロード販売と同様の扱いとすることが明らかとなった。 【画像】ゲームキー・カード方式はコレが目印。実際の表記やカプコンの回答など 6月5日に発売されたNintendo Switch 2では、サードパーティ(=任天堂以外)タイトルのパッケージ版の多くが新たに導入される「ゲームキー・カード」方式で展開されている。この方式はカード本体にゲーム本編のデータが内蔵されていない点が大きな特徴となっており、初回利用時にインターネットを通じて本編をダウンロードする必要があり、カードはその名の通り「鍵」となっている。 つまり、カプコンとしてはこのパッケージ版が「鍵」の役割を持つに過ぎず、事実上ダウンロード販売と同等と捉えられているようだ。 6月5日の発売同時タイトルとして、カプコンは『ストリートファイター6』『祇』を、セガは『龍が如く0』を、コナミデジタルエンタテインメントは『SHINE POST』をそれぞれ発売したが、いずれのパッケージ版もこのゲームキー・カード方式となっている。 例外的に『サイバーパンク2077』や既存タイトルをSwitch 2向けに強化した「Switch 2 Edition」系統のタイトルは従来方式となっている。また、『マリオカート ワールド』『ドンキーコング バナンザ』といった任天堂自社開発のタイトルも通常のゲームカード形式で提供される。 なお、ダウンロード後は通常のゲームカードと同様にカードを本体に挿入してゲームを起動できるほか、譲渡や中古販売が可能であるため、従来のパッケージ版との体感上の差は小さい。一方、ネット接続に依存するため、物理メディアとしての長期保存を重視するユーザーにとってはデメリットとなる可能性がある。

編集部 経済・社会担当

オタク総研
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