鴻海とエヌビディア、米新工場に人型ロボット導入を計画=関係筋

台湾の電子機器受託生産大手、鴻海(ホンハイ)精密工業と米半導体大手エヌビディアは、エヌビディアのAIサーバーを生産する鴻海のヒューストン新工場に人型ロボットを導入する方向で協議を進めている。エヌビディアCEO、パリで11日撮影(2025年 ロイター/Gonzalo Fuentes/File Photo)

[台北 20日 ロイター] - 台湾の電子機器受託生産大手、鴻海(ホンハイ)精密工業(2317.TW), opens new tabと米半導体大手エヌビディア(NVDA.O), opens new tabは、エヌビディアのAIサーバーを生産する鴻海のヒューストン新工場に人型ロボットを導入する方向で協議を進めている。計画に詳しい関係筋2人が明らかにした。

関係筋によると、これはエヌビディア製品が人型ロボットの支援を受けて製造される初の事例となる見込み。また、鴻海にとってもAIサーバー工場の生産ラインで人型ロボットを使用するのは初めてとなる。数カ月以内に最終決定される見通しという。

鴻海はエヌビディアと共同で独自の人型ロボットを開発しており、中国のUBテック(9880.HK), opens new tab製の人型ロボットも試用している。

関係筋によると、鴻海とエヌビディアはヒューストン新工場でエヌビディアのAIサーバー「GB300」の生産を開始する来年第1・四半期までに、人型ロボットを稼働させることを目指している。

同工場で使用されるロボットの種類、外観、初期配備台数などについては明らかになっていない。

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