楽天モバイルの通話料は無料じゃない?楽天リンクについて解説!(マウス)

楽天リンクの通話料は無料じゃない?

楽天リンクは「基本」無料

「楽天リンクは本当に無料なの?」という問いに対する回答はこちらが正解に近いと思います。

『楽天リンクは「基本無料」だが「完全無料ではない」』

楽天モバイルの通話やSMS関連のハブとなるアプリで楽天の安さの一端を担う重要なソフト。

Rakuten Linkを経由する通話やSMSなら無料で利用できる、というのは楽天モバイルのウリの一つ。上手に活用することでより低コストで携帯電話関連のサービスを利用できます。

ただ100%全ての通話やSMSが無料になる訳ではなく「一部例外が存在する」ということですね。

かける先の番号によっては通常の回線交換式の発信に切り替わり、通話料が発生するケースがあります。

例外があることはどこかで意識しておくといいでしょう。

楽天リンクのサービス内容

では楽天モバイルの「スーパーコミュニケーションアプリ」ことRakuten Link周辺のサービスの中身も少し詳しく確認しておきましょう。

スーパーコミュニケーションアプリ

改めて書くまでもないかもしれませんが、Rakuten Linkは楽天モバイルの通話・SMS関連のコア機能を担うアプリです。

2025年時点では楽天リンク以外のサービスのハブ機能ともリンクするようになり、いわゆる楽天版の「スーパーアプリ」を目指していると思われます。楽天モバイルのサービスだけではなく、楽天グループのサービス全てのポータルとなるアプリへの拡張を進めているようです。

出典:楽天モバイル公式

通話機能に関しては、Rakuten Linkから発信した通話は基本的にかけ放題で料金がかかりません。相手が固定電話や通常の携帯電話であってもOK。また、対応している国からならば、「海外からの」国際電話も無料になります。

加えてRakuten Link同士のやりとりならばSMSの利用でも料金が発生しません。とてもお得なサービス・アプリですから、楽天モバイルユーザーは必携のアプリと言えるでしょう。

Rakuten Link経由で無料にならないケース

ただ、冒頭で触れたとおり、Rakuten Linkを使っていても通話料が発生するケースもあります。その例は以下の通り。

  • 日本国内から発信する海外通話
  • 0180、0570など、一部の特別な番号への発信
Rakuten Link対象外となる電話番号Rakuten Link対象外となる電話番号

また、Androidで利用するRakuten LinkよりもiPhoneで利用するRakuten Linkのほうが様々な制約が残っています。

特に、通話相手がRakuten Link以外から発信していた場合、何も気にせずそのまま折り返しの発信を行う時には回線交換式の通話が選ばれますので注意しましょう。Rakuten Linkから発信し直さないと通話料が発生します。

iOSではRakuten LinkからSMSの送受信が出来ない制約があります。

Androidでは日本国内とのやりとりなら送受信とも無料。海外から日本への送信も無料。日本から海外への送信に関しては対象国以外は料金が発生します。

楽天モバイルの電話関連サービス

楽天モバイルの通常の電話関連の料金にも簡単に触れておきます。

通常の通話は30秒22円で他社と同等です。

また、かけ放題オプションとして「15分通話かけ放題」サービスが用意されていて、こちらは1,100円/月で利用できます。他社の同等のサービスよりも無料でカバーできる通話時間が長く、電話を多用するユーザーにはありがたいサービスになっています。

楽天リンクの注意事項

楽天リンクを経由した通話に関して注意しておいた方がいいポイントは、楽天リンク経由の通話は「電話ではない」ということです。

どこかで明示されているのかもしれませんが、携帯電話界隈では「電話」と「通話」は明確に切り分けて使われています。

「電話」を名乗るには通話品質にそれなりに高いハードルが設定されているのでしょう。LINEなどのアプリ通話では基本絶対に電話とは表現していないはずです。

楽天リンクですが、こちらも基本「アプリ通話」になっています。一部、アプリ通話では繋がらない相手は回線交換式の「電話」に切り替わるようですが、通常はアプリ通話で相手とやりとりをする形になります。

このため「通話品質に保証がない」という点には注意が必要です。

携帯ネットワークの電波の状況やその先の接続回線の状況次第で、通話時の遅延が大きくなったり音質が低下する可能性があります。そこに関して割り切りが必要ということですね。

緊急時などには接続性も保証されない点はより意識しておいた方がいいかもしれませんね。

それに対して回線交換式の電話はインターネット側が輻輳を起こしたりして実効転送速度が極端に低下したとしても接続性や音質は確保されます。一応、安くはない料金がかかる意味もしっかりとあるのです。

柔軟に切り替えて対応するといいでしょう。

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