アーセナルが16年ぶりの欧州CL4強入り!! 前回王者R・マドリーはクルトワPKセーブも反撃の勢いつかず8強敗退
アーセナルが4強へ
UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は16日、準々決勝第2戦を開催した。アーセナルはレアル・マドリーに2-1で勝利し、2戦合計5-1で2008-09シーズン以来となる準決勝進出を果たした。
アーセナルは3点のリードを持って第2戦に臨む中で前半9分、左CKを獲得。ボールはGKティボー・クルトワにキャッチされたものの、VARの介入を経てFWミケル・メリノがDFラウール・アセンシオに倒されていたとしてPKを獲得した。
FWブカヨ・サカがこのチャンスでキッカーを務めるも、左に蹴ったボールはクルトワに止められた。アーセナルは決定的な4点差をつけることはできなかった。
失点を回避したR・マドリーは前半23分、DFルーカス・バスケスのクロスをアセンシオが頭で逸らすとファーサイドでFWキリアン・ムバッペが転倒。主審はMFデクラン・ライスのファウルでR・マドリーにPKを与えた。
ところがここでもVARが介入し、主審はオンフィールド・レビューを行うことに。最終的にPKは取り消され、そのままスコアが動くことなく前半終了を迎えた。 早いうちにまずは1点を返したいR・マドリーだが、なかなか決定機を作れずに時間が経過していく。クロスボールを上げるシーンが目立つ中で相手ゴールを脅かすようなシュートを放つには至らなかった。すると先に得点したのはアーセナルだった。後半20分、GKダビド・ラヤからのゴールキックをメリノが競り勝って右サイドでサカがキープ。後ろに戻したボールをMFマルティン・ウーデゴーアが引き取ると、パス交換で中央に入ってからメリノに預けた。メリノは前を向いて絶妙なスルーパスを出し、これに反応したサカがゴールネットを揺らした。
ところが2分後、アーセナルが最終ラインからビルドアップを試みたところにFWビニシウス・ジュニオールが猛烈なプレスをかけ、敵陣ペナルティエリア内でDFウィリアン・サリバからボールを奪取。そのままゴールに流し込んですぐさま2戦合計3点差に戻した。
それでもR・マドリーは後半30分にムバッペが右足首を痛めて交代するなど、2点目を奪うことに苦戦。後半アディショナルタイム1分にはビニシウスのクロスをFWエンドリッキが収めて左足を振ったが、枠の左に外れた。
そうして迎えた後半アディショナルタイム3分、アーセナルは速攻でFWガブリエル・マルティネッリが相手を振り切って決定的なゴールをゲット。第2戦も勝利して4強入りを果たした。
●チャンピオンズリーグ(CL)24-25特集▶ベスト4をかけた運命の第2戦!Rマドリードvsアーセナル、インテルvsバイエルンほか CL準々決勝第2戦は4/16(水)&17(木)にWOWOWで独占生中継