「スイッチ2買って!」とねだる、小学生のわが子2人…Switch Liteは“2台で4万円”だったのに、スイッチ2は「10万円」以上! それでも1人1台買ってあげるべきですか?
過去に発売されたニンテンドーDSや3DSは、Switich2と比較すると手頃な価格で購入できました。初期の「ニンテンドーDS」や「ニンテンドーDS i」の希望小売価格は1万4286円(税込)、その後販売された「3DS」は希望小売価格1万8800円(税込)です。 Nintendo Switchも3万2978円(税込)と高価な印象ではありましたが、Nintendo Switch Liteは2万1978円で購入可能なため、Nintendo Switch2に比べて子どもに買い与えるハードルはそこまで高くはなかったのではないでしょうか。 一方、Nintendo Switch2の価格は本体のみで4万9980円(税込)、マリオカートワールドセットまたはポケモンレジェンドZ-Aセットでは5万3980円(税込)、さらに多言語対応版のSwitich2は6万9980円(税込)となっています。 これらの価格で2台分購入すると、約10万円となり、過去のゲーム機と比較してもかなりの高額であることが分かります。
Nintendo Switch2は、「Joy-Con」と呼ばれるコントローラーを使うことで、1台で複数人が遊ぶことができるゲーム機です。しかし、1台で同時に2人以上が違うゲームをプレイすることはできません。 そのため、きょうだいで「ぼくはマリオがやりたい」「私はポケモンがやりたい」と意見が分かれた場合、1人がプレイしている間、もう1人は「おあずけ」状態になってしまいます。1台のSwitich2を複数の子どもでシェアする家庭では、遊ぶ際に工夫をしたりルールを決めたりする必要があるでしょう。 Switich2は、ソフトによっては複数人で遊ぶことのできるものがあるので、同時プレイできるソフトを選ぶと交代待ちのストレスを減らすことができます。また、同時プレイ型のソフトの中でも、対戦型ではなく、協力型のゲームを選ぶと兄弟同士で助け合いながら楽しむこともできるでしょう。 どうしてもプレイするソフトでケンカになってしまう場合は、時間や曜日を決めてプレイ時間を交代制にするのも1つの方法です。このように、Switch2が1台であっても、工夫次第できょうだいでシェアしながら遊ぶことができるでしょう。
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子どもたちが「Switich2を買って!」とせがむ気持ちは理解できますが、過去のゲーム機と比較しても高額なため、1人1台を購入するのは価格や家庭の状況を考慮すると難しいこともあるでしょう。 しかし、1台のSwitch2を交代で使用する、ソフトを共有する、時間帯を決めて遊ぶなどの工夫を取り入れることで、コストを抑えつつ、子どもたちの希望に近づけることはできるはずです。 「ほしがっているから高額でも無理して購入する」のではなく、家庭の状況や予算、子どもたちの使用頻度や理解度を考慮し、親子で話し合って楽しく家庭の娯楽にできたらいいですね。 出典 任天堂株式会社 Nintenndo Switich2 執筆者 : 渡辺あい ファイナンシャルプランナー2級
ファイナンシャルフィールド編集部