2380円の「Xiaomi 電動シェーバー S101」に本当に肌を任せていいのか試した

 スマートフォンのみならず、さまざまなライフスタイル製品を展開することでも知られてきたXiaomi。新製品の情報はひとまずチェックしているのですが、中でも「安すぎないか?」と驚いたのが、8月19日に発売された「Xiaomi 電動シェーバー S101(以下S101)」です。

 mi.comでの販売価格は2380円。普段からシェーバーなどの取材をしているわけではない筆者でも、さすがに圧倒的に安いことがわかる値段です。

 多くのユーザーが目を惹かれたようで、発売後すぐに売り切れていましたが、9月に入り、入荷分の購入ができたので、筆者も急いで購入しました。およそ10年前に、1万円はしない程度の価格で購入した電動シェーバーを使っていたので、久方ぶりの更新となっています。

 S101を持って、まず驚いたのが軽さ。スッと持ち上げられる質量になっており、ストレスなく使用できます。軽さを安っぽいと感じなくもないですが、実際安いので文句はありません。むしろ、必要以上に重くても、手首が疲れるだけですからね。

 手に持つ部分は楕円形になっており、比較的細身なので握りやすい印象です。電源ボタンと充電ポートのみと、わかりやすい構造になっており、「ボタンを長押ししてなんとかモードにする」といった、イマイチわかりにくい設定もありません。電源オンで、髭を剃る。この安さですから、それだけでいいのです。

 同梱物はシェーバーと充電ケーブル、電源アダプターというシンプルな構成。シェーバーにはカバーもついているため、出張時などにも持ち運びやすくなっています。ひとまず買っていませんが、交換用ヘッドもmi.comから980円で購入できます。

 10年間同じ電動シェーバーを使った人間が言うことではないのかもしれませんが、ヘッドはダメージが蓄積すると、肌を痛めてしまうリスクもあるため、手頃な値段で交換パーツが購入できるのは、大きなメリットです。

 本体はUSB Type-Cにて充電が可能で、約1.5時間でフル充電ができます。最長60日間の電池持ちとのことで、頻繁に充電しなくても済むのも好印象。仮に出張先で電池が切れてしまっても、汎用的なUSB Type-Cケーブルでサクッと充電ができるので、困ることはないはずです。

 ヘッドには18枚刃を内蔵した「デュアルトラック刃」と呼ばれるものが3つ付いていて、それぞれが6方向に可動する仕組みとなります。可動域はそれなりに広く、顔の輪郭に合わせて動いてくれるため、剃り残しも出にくい印象です。

 肌に当てた感触はやや軽さを感じるものの、ある程度しっかりと髭が剃れています。剃刀などよりも、肌への負担は少ないことが実感できますが、深剃りにはあまり向きません。

 また、本体はIPX7等級の防水性能を有しているので、使い終わったら、そのまま丸洗いしてしまえばOK。ほぼ毎日肌に触れるものですから、清潔に保てるのは大きなメリットです。ちなみに、筆者はあまりしませんが、ウェット剃りにも対応しているとのことです。

 安さに飛びついて購入したS101ですが、機能面でも非常に満足しています。またいつ在庫が切れるかわからないので、気になる人はお早めの購入がおすすめです。

商品名 発売元 実売価格 Xiaomi 電動シェーバー S101 Xiaomi 2380円

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