米、1カ国と貿易協定で合意と商務長官 国名は明かさず
ラトニック米商務長官は29日、政権がすでに1カ国と貿易協定で合意していると明らかにした。しかし、国名は明かさなかった。4月23日撮影(2025年 ロイター/Leah Millis)
[ワシントン 29日 ロイター] - ラトニック米商務長官は29日、政権がすでに1カ国と貿易協定で合意していると明らかにした。しかし、国名は明かさなかった。
CNBCとのインタビューで「合意はすでに成立しているが、相手国の首相と議会の承認を待つ必要がある」と語った。
また、トランプ大統領が掲げる関税措置に対する市場の反応について、「ウォール街は『大局的な視点』に欠け、トランプ大統領の関税政策を誤解している」と指摘。「トランプ氏は市場に焦点を絞っているわけではない。世界的な貿易をリセットしようとしている。これは困難なことで、強さが必要だ。トランプ氏は米経済を守ろうとしている」と語った。
関税措置を巡る交渉については「ある国とディール(取引)を行い、150億ドル規模の市場が開放されたとしても、規模は小さい。ただ、これを20回行えば規模は合計3000億ドルになり、国内総生産(GDP)の1%に相当する」と語った。
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