米ISM非製造業指数、8月は52.0に上昇 雇用は低調続く

米供給管理協会(ISM)が5日発表した8月の非製造業総合指数は52.0となった。写真はペンシルベニア州キング・オブ・プルシアのショッピングモールで2018年12月撮影(2025年 ロイター/Mark Makela)

[ワシントン 4日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が5日発表した8月の非製造業総合指数は52.0となった。前月の50.1から上昇したものの、労働市場の緩和により雇用は依然として低調に推移した。

ロイターのエコノミスト調査では51.0への上昇が予想されていた。

エコノミストらは、トランプ大統領の関税措置が労働市場を弱体化させていると見方を示している。

雇用指数は46.5と前月からほぼ変わらず、3カ月連続で景況拡大・悪化の分かれ目となる50を下回った。

新規受注指数は56.0と、前月の50.3から上昇。

一方、投入価格指数は69.2と前月の69.9から低下。前月は2022年10月以来の高水準を付けていた。

サービスインフレはここ数カ月で加速しており、広範にわたるインフレ上昇が差し迫っているとの懸念が高まっている。

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