任天堂スイッチ2、電池ゼロ表示なのに何時間もプレイできる不具合--対処法は(CNET Japan)
小さな不具合だが、Switch 2のユーザーにとっては少々イライラさせられる問題かもしれない──。 発売からまだ1週間も経っていないNintendo Switch 2は、わずか4日間で販売台数350万台を突破するという驚異的なスタートを切り、ゲーム機の歴代記録を塗り替えた。しかし、早速ユーザーの間でちょっとした問題が話題になっている。それは、バッテリー残量の表示が実際の動作状況と食い違っているという不具合だ。 具体的には、Switch 2のバッテリー残量が0%と表示されていても、なぜか数時間にわたって普通にゲームが遊べるという現象だ。任天堂はこの不具合を公式に認め、バッテリーそのものではなくシステム側のソフトウェアの問題であることを明らかにした。また同社は、この問題を一時的に解決するための手順も示している。 この対処法を試す前に、あらかじめ把握しておきたいポイントが2つある。まず、この不具合は将来的にシステムのアップデートによって修正される可能性が高い。ただ、具体的な時期についてはまだ公表されていない。ソフトウェア側の問題であるため、アップデートがあればすぐに直る可能性はあるだろう。 もう一つ、この対処法には数分程度で終わる場合もあれば、バッテリーを完全に使い切るまで待つ必要があり、数時間を要することもある。そのため、実際にこのバッテリー表示の不具合が自分のプレイにどの程度影響しているかを考えて、試す価値があるかどうかを判断してほしい。 任天堂公式の対処法 もし対処法を試すことに決めたなら、必要なものはSwitch 2本体、付属のACアダプター、そしてインターネット接続だけだ。まずACアダプターを接続してバッテリーが確実に充電されていることを確認し、システムソフトウェアが最新版(現時点ではバージョン20.1.1)になっていることをチェックする。 次に行うのは、Switch 2を「メンテナンスモード」に入れることだ。手順は次のとおりだ。 ・Switch 2の電源をオフにする。 ・音量ボタンの「-」と「+」を押しながら、電源ボタンを一度押す。 ・「メンテナンスモード」の画面が表示されたら、「-」と「+」から指を離す ・メニューに入ることで、バッテリー残量表示がリセットされる。 ・電源ボタンを長押しして、再度本体の電源をオフにする。 ・電源を入れ直して、通常通り起動する。 任天堂によると、このリカバリーモードを起動するだけで問題が解消するケースがほとんどだという。 それでも状況が改善されない場合は、Nintendo Australiaのサポートページが案内している「バッテリーの再調整」を試してみよう。具体的な手順は、本体を100%まで充電し、その後1時間ほどさらに充電を続け、次に充電ケーブルを外してバッテリーを完全に放電させるというものだ。バッテリーが完全に切れたら、約30分待機してから再び満充電にする。 このプロセスを複数回繰り返す必要があるかもしれないが、実際には多くのRedditユーザーが、最初のリカバリーモードへの移行だけで問題が解消したと報告している。 それでも問題が解決しない場合、任天堂は本体の修理が必要になる可能性があるとしている。 この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。