「危ないから子供にスマホを持たせない」は最悪…ホリエモンが「親はゲームもYouTubeも禁止するな」と説くワケ(プレジデントオンライン)

スマートな親とバカ親の違いは何か。実業家の堀江貴文さんは「バカ親ほど古い価値観に基づいてゲームやYouTubeを禁止する。僕の周りの成功者は、幼少期に親にパソコンを禁止されなかった人ばかりだ」という――。 【この記事の画像を見る】  ※本稿は、堀江貴文『バカ親につけるクスリ これ以上ニッポンをダメにしないための教育意識改革大全』(主婦の友社)の一部を再編集したものです。 ■「金だけ出せ、口や手は出すな」  ここでは、親は子どもをどう教育すればいいかについて書いていく。  簡潔に言おう。  「子どもの自主性に任せろ」 「金は出して、口や手は出すな」  これに尽きる。  繰り返すが、親がどんなに子どもの将来を心配しても、それは杞憂に過ぎない。また親が最先端の情報を得て、最適の教育を我が子のために選べる自信があったとしても、それが20年後に通用している保証はない。  「親の考えは子どもよりも古い」という事実を、潔く認め、子どもの自主性に任せてほしい。 ■「ベストな教育像」はどんどん変わる  僕は中学、高校と福岡県内でトップの進学校へ通い、東大に合格した。当時における最先端の教育環境で学んだ側かもしれない。それでもIT革命やグローバル社会の到来は見通せなかったし、スマホの出現も、中国がアメリカと並ぶ世界最大の富裕国になる世界も、新型ウイルスの出現でEUもアジアも北南米も一斉にパニックになる時代も、予測できなかった。  未来を見越した最良の教育なんていうものは、幻想に過ぎないのだ。  しかも今後は、過去20年の何倍ものスピードで世界が変わっていく。社会で求められる人材が変わるのだから、偏差値教育も、語学の優先順位も変わるはずだ。多くの大人が今持っている「ベストの教育像」は、まったく違う形に変容していくことだろう。

■子供にマウントを取るな  僕はずっと不思議に思っていることがある。  多くの人が親になった途端、まるで自分が立派な教育者にでもなったかのような振る舞いをし、子どもにマウントを取ることだ。  乳幼児は、誰かの庇護がないと生きていけない、か弱い存在である。だから多くの親は、「この子は私が守ってあげなければ」と意気込むのだろう。乳幼児の衣食住を満たし、生かしてあげるのは、たしかに親の仕事だ。  しかしそれが高じて、子どもを自分の所有物のように思い、「親である私は絶対的な存在であり、子どもを正しい道に導いてあげなければいけない」と思ってしまう親があまりにも多い。そして、自分の価値観や今ある知識で判断して、子どもに自分の意見を押しつけるようになる。親が上で子が下という上下関係を作り、マウントを取るやり方でしつけをしようとするのだ。  子どもと親は、対等である。  僕はずっとこう考えている。  この考え方はアドラーと同じだと、ライターの古賀史健さんから聞いた。彼は『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』の著者(岸見一郎氏との共著)で、僕の『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』という本も担当してくれた人物だ。僕はそれまでアドラーの本は読んだことがなかったけれど、読んでみたらたしかに同じ考え方だった。アドラー心理学は子育てのロジックに役立つのだ。  一言で言うと、親は子どもと人間として対等に向き合わなければならない、ということだ。 ■粗相をした幼児に「叱りつけ」は無意味  コップについだ牛乳を飲もうとしている2歳くらいの子どもがいたとする。母親が「座って飲みなさい」と何度も言っているのに、子どもは牛乳の入ったコップを手に持ってフラフラ歩き、ついに床にぶちまけてしまう。  ここで母親としては、「だから座って飲みなさいって言ったでしょ! どうして言うことを聞かないの!」と叱りつけてしまう。片づけも大変だし、言いたくなる気持ちはわかる。  しかしここで大切なのは、子どもに注意したり、叱ったりすることではない。叱ることは、親と子の間に上下関係を作ることだ。叱るのはぐっと我慢して、子どもと対等な存在として、子どもに「どうしてこの現象が起きたのか」を伝えよう。  「あなたが立って牛乳を飲んだからこぼれたでしょう。こぼれた牛乳は飲めなくなったよね。牛乳をこぼさないためには、次から座って飲んだらいいんじゃない?」ということを、ロジカルにただ説明すればいい話なのだ。

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