「PlayStation Portal」のクラウドストリーミング機能が正式に実装/ニコニコで一部のプレミアム会員が意図せず退会・解約されてしまう不具合
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは11月5日、PlayStation Portal(PS Portal)向けの大規模アップデートを発表し、クラウドストリーミング機能を正式実装した。 クラウドストリーミング機能は、2024年11月にβ版としてリリースされていたもの。PS5本体に接続しなくても、PS Portal単体でPlayStation Plusゲームカタログやクラシックスカタログ内の対応PS5タイトルをストリーミングプレイできるという機能だ。 今回のアップデートで、PlayStation Plusプレミアム加入者向けにPS5タイトルのクラウドストリーミング機能が正式実装され、PlayStation Storeで購入したPS5タイトルのストリーミングに対応する。β版と同様、ゲームカタログやクラシックスカタログ内の対応PS5タイトルもストリーミング可能だ。 新機能として、3Dオーディオ対応、パスコード設定、ネットワーク状態の表示、ゲーム内購入、アクセシビリティー設定、ゲームの招待機能も追加した。PS Portalのホーム画面刷新なども行われている。
ニコニコは11月4日、一部のプレミアム会員が意図せず解約されてしまう不具合と、クレジットカードで決済した一部のユーザーが意図せずニコニコチャンネルを退会されてしまう不具合が発生したと報告した。なお、どちらの不具合も5日中に復旧しているという。 どちらの不具合も11月4日午前4時頃から発生した。プレミアム会員が意図せず解約されてしまう不具合に関しては、11月5日午後7時50分頃に復旧。解約されてしまったユーザーに関しては、プレミアム会員に戻す対応を実施した。 復旧前に自身で再登録を行っていた場合にも、料金が二重で請求されることはないという。 ニコニコチャンネルが意図せず解約されてしまう不具合に関しては、11月5日午後4時頃に復旧した。こちらも有料会員に戻す対応を行ったとのこと。復旧前に再入会していた場合にも二重で請求されることはなく、チャンネル入会継続月数がリセットされることもないとしている。 なお、対象ユーザーに関しては個別に連絡をするとのことだ。
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Microsoftは11月3日、「Microsoft Edge」のバージョン142以降で、Windowsデバイス間でパスキーの保存と同期が可能になったと発表した。Microsoftアカウント利用時に段階的に展開し、今後は他プラットフォームにも拡大予定だという。 パスキーは、パスワードを入力する代わりに、指紋認証/顔認証/PINなどデバイスの組み込みセキュリティを使用してサインインする仕組み。FIDO2オープン標準に基づいており、公開鍵暗号方式を使用するため、Webサイトが侵害されてもアカウントは安全に保たれる。 作成されたパスキーは、Microsoft パスワードマネージャー専用のPINで保護された状態でクラウドに暗号化保存される。新しいデバイスでパスキーのロックを解除する際は、このPINの入力が必要で、最大10回まで試行できる。 現時点では、モバイルデバイスやMicrosoft Entra アカウント(旧Azure AD)では利用できないが、近日中にWindows上の他のブラウザやアプリケーションでもMicrosoft パスワードマネージャーのパスキーを使用できるようになる予定だ。
日本経済新聞社は11月4日、業務で利用しているチャットツール「Slack」に外部から不正なログインがあり、社員や取引先などの情報が流出した疑いがあると明らかにした。 同社によると、社員の個人所有のPCがウイルスに感染。Slackの認証情報が流出し、この情報を元に社員のアカウントに不正にログインしたとみられるという。被害は9月に確認されており、パスワードを変更するなどの対策を実施済みとしている。 流出した可能性がある情報は、Slackに登録されていた氏名やメールアドレス、チャット履歴など1万7368人分。 報道/著述目的の個人情報は、個人情報保護法の適用を受けないために申告義務はないものの、事案の重要性や透明性の確保を考慮し、個人情報保護委員会に任意で報告を行ったとしている。なお、取材先や取材に関する情報の漏えいは確認されていないとのことだ。