NATO制服組トップ、ウクライナ「安全保証」米主導で少人数協議=関係筋
8月20日、ウクライナのイエルマーク大統領府長官(写真左)は、同国に対する安全の保証を巡り、軍事的側面を構築する作業が進められていると明らかにした。7月9日、ローマで撮影(2025年 ロイター/Remo Casilli)
[ベルリン/ブリュッセル 20日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)軍事委員会は20日、ウクライナ情勢を協議するためオンライン会合を開いた。関係筋によると、同会合終了後、ウクライナに対する「安全の保証」の選択肢を検討するために米ワシントンで少人数での協議が続けられている。
関係筋によると、協議は米軍制服組トップのダン・ケイン統合参謀本部議長が主導し、NATOに加する約6カ国の軍のトップが参加している。NATO軍事委員会のオンライン会合では安全の保証について詳細に議論されなかったため、まだ結論は出ておらず、ワシントンで行われている少人数の協議で検討された選択肢について討議するため、より広範な形式での会合が今後開かれる可能性があるという。
ただ、最終決定は政治指導者に委ねられるため、協議の期限は設定されていないとしている。
NATO軍事委員会のオンライン会合について、ジュゼッペ・カボドラゴーネ議長は「率直な議論」を行ったとXに投稿。「ウクライナに対する支援を確認した。公正で信頼性があり、永続的な和平が最優先事項であり続ける」とした。
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