汚職報道後の中国人記者拘束、国境なき記者団が非難
[北京 4日 ロイター] - 国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団 」(RSF、本部パリ)は3日夜、中国南西部の地方政府当局者の汚職疑惑を報じた中国人記者2人を当局が拘束したことを非難した。
RSFによると、政府幹部の汚職告発などで有名だった調査報道記者の劉虎氏ともう一人の記者 Wu Yingjiao氏が1日に中国四川省で拘束された。
四川省の省都・成都の警察当局は2日の声明で、劉という男(50)とWuという男(34)のほか、複数人を「虚偽の告発」や「違法な事業運営」の疑いで捜査していると発表した。
さらに彼らが「刑事強制措置」の対象となったと明らかにした。これは通常、拘束を指す法律用語だ。
当局は姓のみを公表したが、複数の中国メディアとRSFは2人を特定した。
成都の警察当局はロイターのコメント要請に即座に応じなかった。
2人は1月29日に交流サイト(SNS)「微信(ウィーチャット )」に、四川省当局者の汚職疑惑を調査した共同執筆の記事を掲載した。
RSFのアジア太平洋地域アドボカシーマネジャー、アレクサンドラ・ビエラコフスカ氏は、2人のジャーナリストの拘束は中国における独立報道に対する「制限的で敵対的な」環境を浮き彫りにしていると指摘。
「国際社会に対し、中国政権への圧力を強化するよう求める。関係正常化を追求するだけでは、さらなる弾圧を助長し、信頼できる記者を標的にし続けることを当局に許すだけだ」と述べた。
中国外務省の林剣報道官は定例記者会見で、中国は法の支配のもとで統治されており、司法機関は法に基づき事案を扱っていると強調。記者拘束についてコメントを求められると「法の下では皆平等だ」と述べた。
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