ハーバード大やイェール大への大幅増税を提案-米共和党
Amanda Albright、Janet Lorin
米共和党議員らは、国内で最も基金が潤沢な大学に対する大幅増税を提案した。トランプ政権と名門大学との対立がさらに激化している。
同法案は、2017年の減税措置の延長を目的とした下院の計画の一環として12日に発表されたもの。学生数が500人以上で、基金の学生1人当たりの金額が200万ドル(約2億9700万円)を超える私立のカレッジや大学に対し、純投資収益に21%の税率を課す内容となっている。現在の税率は1.4%。
全米大学実務者協会(NACUBO)と運用会社コモンファンドによる2024年の基金調査のデータによると、ハーバード大学、プリンストン大学、イェール大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)、スタンフォード大学がこの基準を満たしている。
プリンストン大の広報担当者は同法案について現時点でコメントを控えた。同大のクリス・アイズグルーバー学長は今年に入り、「基金に対する増税は高等教育とわが国にとって損失となる」と述べていた。
同法案により、他の大学にも増税が及ぶことになるが、税率はやや低めに設定されている。基金の学生1人当たりの金額が75万-125万ドルの大学には7%、125万-200万ドルの大学には14%の税率が課される。
原題:Harvard, Yale Face Major Increase to Endowment Tax in House Plan(抜粋)
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