昨年準優勝・戸上隼輔「勝ち続ける難しさを痛感した」無念の5回戦敗退<全日本卓球2025>

写真:戸上隼輔(井村屋グループ)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 昨年準優勝・戸上隼輔「勝ち続ける難しさを痛感した」無念の5回戦敗退<全日本卓球2025>

2025.01.24

<天皇杯・皇后杯 2025年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部) 日程:2024年1月21~26日 場所:東京体育館(東京)>

24日、2025年全日本卓球選手権大会は大会4日目を迎え、男子シングルスで5回戦が終了した。

第2シードとして登場した戸上隼輔(井村屋グループ)は男子シングルス5回戦で谷垣佑真(愛知工業大)と対戦。

ゲームカウント1-3と追い込まれた戸上だったが、ドイツでの武者修行で得た粘り強さで第5、6ゲームを取り、勝負の行方は最終第7ゲームまでもつれる大接戦となった。

しかし、最後は谷垣が戸上を突き放し11-5で谷垣が激戦を制した。

試合後、敗れた戸上に話を聞いた。

戸上隼輔 試合後のコメント

谷垣佑真(愛知工業大)選手との試合を振り返って

これまで自分が覚えている中では彼に負けた経歴がなくて、かなりやりやすい印象でした。でも、谷垣選手は急成長している選手ですし、自分も試合を見て感じるところがありました。

周りもそう言っていたので警戒していたんですけど、想像以上にレベルが高くて、ちょっと押されてしまったかなと思います。

試合の中で特に重要だったゲームはありましか?

2ゲーム目ですね。ここは2対0になるか、1対1になるのかすごく大きな分かれ目でした。序盤は緊張して自分らしいプレーが発揮できず、ちょっと不安な気持ちで入ったんですよね。

でも、中盤まで混戦になった後、終盤でぱっと離されてしまってそれがすごく悔しかったです。もう少し思い切った戦術が取れていたらなと思います。

ドイツに行くという大きな挑戦についてはどう感じていますか?

ドイツに行くことは大きな挑戦でしたが、自分の中でしっかり軸を持って、自分の長所を活かして戦おうと思っていました。

そして、ドイツで周りの選手の長所や自分の弱点を吸収して、それを日本に持ち帰り、世界でも通用する選手になりたいと思っていました。

今回の全日本で勝てなかったということは、そこの部分がまだ足りなかったんだなと感じています。

今大会残念ながら負けてしまったと思いますが、今回感じたことや今後について教えていただけますか?

なかなか勝ち続ける選手っていうのは一握りだと思いますが、その中に入りたいという気持ちがずっとあったので、改めて今日の負けでその難しさを感じました。

相手の戦型、戦術がうまくはまらなくてもなんとかして勝ち切れる、そんな底力のある選手になりたいと思っています。

男子シングルス5回戦

戸上隼輔(井村屋グループ)3-4 谷垣佑真(愛知工業大)◯ 6-11/8-11/12-10/9-11/11-4/11-6/5-11

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