トランプ氏と欧州委員長、戦争で行方不明の子どもたちについて協議

 8月18日、トランプ米大統領と欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は戦争が原因で行方不明になった子どもたちについて協議したと述べた。写真は英スコットランドのターンベリーで7月撮影(2025年 ロイター/Evelyn Hockstein)

[ワシントン 18日 ロイター] - トランプ米大統領と欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は18日、戦争が原因で行方不明になった子どもたちについて協議したと述べた。トランプ氏はロシアのウクライナ侵攻に関して話し合うため、欧州と北大西洋条約機構(NATO)の首脳をホワイトハウスに招いた。

ホワイトハウス関係者2人によると、トランプ氏の妻メラニア氏はウクライナとロシアの子どもたちの苦境を巡り、ロシアのプーチン大統領に個人的な書簡を送った。トランプ氏は15日、アラスカで開かれた首脳会談の際にその書簡をプーチン氏に手渡した。

トランプ氏は18日夜、交流サイト(SNS)に投稿し、フォンデアライエン氏とともに「世界的な問題である行方不明の子どもたちについて議論している」と述べたが、特定の国名に触れなかった。

フォンデアライエン氏はX(旧ツイッター)に投稿し「この戦争の人道的犠牲は終わらさなければならない。ロシアに拉致された全てのウクライナの子どもたちは家族の元に戻されるべきだ」と述べた。

ウクライナは、子どもたちが数万人規模で家族や保護者の同意なしにロシアやロシアの占領地域に拉致されたことが「戦争犯罪」であり、国連条約が定義する「ジェノサイド(集団虐殺)」に該当すると主張している。ロシアはこれまでに、戦争地域からぜい弱な子どもたちを保護していると述べている。

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Kanishka Singh is a breaking news reporter for Reuters in Washington DC, who primarily covers US politics and national affairs in his current role. His past breaking news coverage has spanned across a range of topics like the Black Lives Matter movement; the US elections; the 2021 Capitol riots and their follow up probes; the Brexit deal; US-China trade tensions; the NATO withdrawal from Afghanistan; the COVID-19 pandemic; and a 2019 Supreme Court verdict on a religious dispute site in his native India.

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