ウクライナ首都に夜通しドローン攻撃、23人負傷 鉄道も被害=当局

 7月4日 ウクライナの首都キーウ(キエフ)の当局者は4日早朝、ロシアが夜通しドローン(無人機)攻撃を行い、少なくとも14人が負傷したと明らかにした。写真は4日、キーウで撮影(2025年 ロイター/Gleb Garanich)

[キーウ/モスクワ 4日 ロイター] - ウクライナ首都キーウ(キエフ)の当局は4日、ロシアが夜通しドローン(無人機)攻撃を行い、少なくとも23人が負傷したと明らかにした。鉄道インフラに被害が出たほか、市内各地で建物や車の火災が発生した。

キーウのクリチコ市長はテレグラムへの投稿で、負傷者のうち14人が入院したと述べた。

市内を流れるドニエプル川両岸の10地区のうち6地区で被害が確認され、ホロシフスキー地区ではドローンの残骸が落下し医療施設で火災が起きたという。

ウクライナ空軍によれば、空襲警報は8時間以上続き、複数回の波状攻撃を受けた。ロシア軍の飛翔体478機を破壊したとした。国内8カ所でミサイルとドローンによる攻撃を受けたとした。

国営ウクライナ鉄道は市内の鉄道インフラが被害を受け、多くの旅客列車で遅延やルート変更が生じたと明らかにした。

ロシア国防省は4日、夜間にキーウの軍事目標を高精度長距離兵器で攻撃し、東部ドネツク州のプレドテヒネ村を占領したと発表した。

今回の攻撃はウクライナのドローン工場、軍用飛行場、石油精製所を標的としたものだとしている。

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