米副大統領「ロシアは大きな譲歩した」、和平前進に自信

 8月24日放送されたテレビ番組で、バンス米副大統領(写真)は、交渉によるウクライナ戦争解決に向けてロシアは「大きな譲歩」をしたと述べ、紛争終結に向けた前進に自信を示した。写真は13日、英フェアフォードで撮影(2025年 ロイター/Toby Melville)

[24日 ロイター] - バンス米副大統領は24日放送されたテレビ番組で、交渉によるウクライナ戦争解決に向けてロシアは「大きな譲歩」をしたと述べ、紛争終結に向けた前進に自信を示した。

NBCの番組で、ロシアのプーチン大統領が複数の譲歩をしたと指摘。これにはロシアによる将来の侵略からウクライナを守るための安全の保証が含まれるとした。

「紛争開始から3年半で初めて、ロシアはトランプ大統領に対して大きな譲歩をした」とし、「ロシアはウクライナにかいらい政権を樹立することはできないと認識した。これは当初、主要な要求だった。また重要なのは、ウクライナの領土保全に何らかの安全の保証が与えられることを(ロシアが)認めたことだ」と述べた。

ロシアへの追加制裁については、ウクライナとの停戦合意を促す可能性は低いとした上で、個別に検討すると述べた。

トランプ大統領が今月、ロシア産原油購入を巡りインドに25%の追加関税を発表したことに言及し、こうした措置が平和追及のために用いる経済的影響力の一例だとした。

「(トランプ氏は)ロシアが殺りくをやめれば世界経済に再び迎えられることを明確にしようとしてきたが、殺りくをやめなければ孤立し続けるだろう」と述べた。

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