auの巨大タブレット「Zi:tab」買ってみたら想像以上に良かったので紹介!(マウス)

auが販売する大きなタブレットZi:tabをレビュー。

目次

  • Zi:tabのスペックなど
  • Zi:tabの外観など
  • 実際の使い心地

Zi:tabのスペックなど

つい先日、某中古ショップですごく安く良品の大型タブレットが販売されていました。発売は数年前ですが中身は2025年段階でもミドルクラスと言えるもの。しかもAクラス品。思わず飛びつきました。それがauが取り扱っている「Zi:tab」です。

届いてみると付属品が全て欠品状態ですが本体はほぼ未使用品。これが12,000円弱だったんですから超お買い得品です。

さて、このZi:tabのスペックはこんな感じです。

  • SoC:Snapdragon 680(8コア2.4GHz駆動)
  • メインメモリ:6GB
  • ストレージ:128GB
  • ディスプレイ:11.97インチ、2,000 x 1,200ドット
  • Wi-Fi:Wi-Fi 5まで対応
  • バッテリー:7,150mAh
  • サイズ:279 x 174 x 6.9mm、520g

タブレットとしては結構な狭額縁で画面サイズと比べるとコンパクト、かもしれないサイズ感です。実際に薄いのですがフットプリントが大きい分より薄く感じる機種です。

Zi:tabの外観など

本体のみで手元にやって来ましたので外箱や本来の付属品は分かりません。

本当に一枚の板のような超シンプルな外観。

電源とボリュームボタンは側面右上に。

マイクロSDカードを入れるためのスロットも右側です。

スピーカーは上下に2つずつ。

給電/デジタルインタフェースは下側中央にUSB Type-Cコネクタがあります。

サイズ感は11インチ~12インチ画面を持つサブノートPCぐらいのイメージ。6.5インチのXperia 1 Vと比べるとこんなに巨大。

本体部分の厚みはXperia 1 Vより1mmほど薄い感じ。本当に薄いです。

薄い分、重量感は結構ありますね。12インチタブレットとしては軽い520gなんですが、持ってみると思いのほか重く感じます。

実際の使い心地

では実際にZi:tabを動かしてみた感触をまとめていきます。

性能的なもの

まずは性能面ですが、一応の目安と言うことで「Octane2.0」ベンチマークを実行してみました。ブラウザはEdgeを使っています。数字はこんな感じ。

同系統のSoC、Snapdragon 665採用しているdTab Compact d-42Aより4割近く上の数字です。

メインメモリが6GBあるせいもあってか、実際の動作感もdTab Compactよりもちょっと軽く感じます。また、複数のアプリを起動した状態で長時間放置しても、ガベージコレクトで動かしていないアプリが追い出される確率が大幅に減った印象です。

最新の3Dを使うゲームは厳しいかもしれませんが、2D描画の艦これなどはサクサク動きます。

サイズ・重量感

サイズはホントに大きく感じますね。最初はちょっと見た感じがバグった感すら。普段8インチクラスのコンパクトなタブレットを愛用していたせいもあって、すごく巨大に感じました。

額縁が狭いこともあって片手持ちにはほぼ実用性がありません。両手持ちでも画面中央に指を伸ばすのは割と大変で、手のひらによる誤タッチもある程度は発生しますね。

上にも書いたとおり12インチ画面で520gは軽いのですが、実際に使うと結構な重量感で両手持ちでも本体を浮かせて長時間の利用は辛い感じです。

バッテリー持ち

バッテリー持ちは非常に良好です。そこそこ高解像度のディスプレイを搭載していますが、7,000mAh以上の大容量バッテリーを搭載しているせいかかなり良く持つイメージです。

ディスプレイサイズが大きい分、開口率≒液晶パネルの光が通る面積が大きくなり、バックライトの明るさを抑えられているのかもしれませんね。バッテリーの容量の差を考えてもdTab Compactよりバッテリー消耗が少ない気がするのです。

画面サイズと使い心地

Zi:tabは画面が大きいので読み物を見るのはとても快適。情報量も多く効率よく作業できます。また、電子書籍の見開き表示も十分実用的。マンガも概ね問題ありません。画面分割での2アプリ併用もかなり効率的な運用が出来ます。

画面半分でも適切なテキストエディタなら問題なく長文作成ができる感じですね。

また、映像コンテンツはかなりの迫力で楽しめてこれは大画面タブレットがあってもいいかも、と強く思わせてくれる使い心地です。ほぼスマホを使う距離に12インチ画面ですから没入感はかなりのもの。ポータブルなデバイスとしては破格ですね。

それに伴う音、スピーカーの方はボリュームや音の高低の帯域の方はかなり頑張っています。こんな薄い本体なのに思っているよりもずっと下が出ています。まあ、重低音は完全に無理ですけれども。

サイズの割にステレオ感が弱いのはちょっと残念。あと、かすれや歪みなどは感じないものの音色は微妙に変化する感じです。質の方はそこまで高くないイメージですが、価格が価格ですから期待しすぎるのがむしろ間違いでしょう。

Zi:tabはサイズが大きいので使えるシーンに制限が出るケースもあると思いますが、使い心地や性能的に著者の使い方には十分以上で大満足の1台でした。中古で付属品欠品とは言えこれが美品で1万ちょっとだったのですから、すごく得しちゃった気がします。

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