ここまでひどいのは前代未聞! 悪臭漂う「ネズミが走り回るポテト屋さん」での地獄【カンバ通信:第423回】

ジャンボ! 私、たまに思うんだ。私ほど多くの店のポテトを食べてきたケニア人はいないだろう……と。たぶんいない。いるわけないのだ、ここまでポテト屋を回ってるケニア人は。

さて、今回のポテト屋探訪は、首都ナイロビはンゴング・ロード沿いにある『タンカード』という名のお店。外観からして非常に古く、店内の様子も大変汚れているのが気になっていた。

そして入店すると……

くさい!

ものすごくクサイ! なんなんだこのニオイは。まるで死んだネズミのような臭いが漂っていた。というか、私が店内にいる間、何匹かのネズミが店内を走り回っているのを目撃したよ。

ていうか……

ボロい!

それから、店員さんの動きがあまりにも遅かった。客を歓迎しているような様子もなかったし。というわけで、ウエルカム的なポイントは0どころかマイナス査定だ。これはひどい……。

私がポテトを注文したとき、先にコカ・コーラを持ってくるよう店員さんに頼んだ。なぜなら、店内の悪臭のせいで、吐きそうになっていたから、まず心(胸)を落ち着かせようと思ったのだ。

そしてコーラをグビッと飲んだら、確かに気持ちは静まったよ。コーラは偉大だ。

そして店員さんがポテトを運んできてくれたのだが、私にはあまり良い匂いには感じられなかった。店内ではなく、ポテト自体も「いいニオイ」ではなかった。

また、ポテトの色も少し黒ずんでいるように見えた。しかしモノは試しと食べ始めたところ、そのポテトはひどく不味かった。久々に食べた、こんなマズポテ……というくらい不味かった。

というわけで私は小さなかけらを少しだけ食べて、残りは皿の上に残してしまった。私のお腹と健康に良くないと感じたからだ。ちなみにポテトの代金は100kes(約119円)、コカ・コーラには50kes(約60円)。

来月こそは、美味しいポテト屋さんを見つけたい。まだまだあるし、まだまだ食べる。なぜなら私は、ケニアでも珍しい(と思う)生粋のポテトマニアだから。では、クワヘリ。

執筆:チャオス(カンバ族) 超訳:GO羽鳥 Photo:RocketNews24.

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