【前代未聞】田久保市長が定例会見で記者質問拒否の意向 幹部職員の説得も聞かず…発表案件のみ説明か(静岡・伊東市)
学歴詐称疑惑の追及が続く、静岡・伊東市の田久保市長は、あす29日の定例会見を前に、発表案件以外の記者の質問には一切答えない意向を示しました。これに対し、市の幹部職員が説得にあたりました。 (記者) 「今、市の幹部が市長室に入ります。市長を説得するものと見られます」 28日午前、田久保市長はあす29日の定例記者会見の打ち合わせの席で、発表案件以外の質問には一切答えない意向を示しました。このため、午後、伊東市の企画部長と総務部長は考えを改めるよう説得をこころみました。しかし市長との面会は2分足らず、説得は失敗に終わりました。 (伊東市 近持 剛史 企画部長) 「8000件を超えるクレームがあります。その多くが。市長に責任説明を果たしていただきたいとい声が大きいので、改めて市長に、説明責任を果たしていただくようお願いを申し上げましたが、しかしながら、市長の方からは、先ほどと同じように、一切この議案、議題以外にはお答えしないというようなお答えをいただいていましたので、大変ちょっと今困っている状況であります」 また、部長だけでも残って記者の質問に答えようかと提案しましたが、市長はそれも拒否したということです。 (伊東市 木村 光男 総務部長) 「自身がこう不利な立場になるような状況を自ら作っているようにもちょっと思えてしまうので、できる限り、しっかりと発信はしていただいた方がいいかなとは思うんです。それはSNSとかではなくて、その公の場において、市長としての立場でのコメントというのは然るべき時にあった方がいいと思います」 そして、28日 夕方、田久保市長が報道陣の前に姿を現しました。 (記者) Q.「一切答えていただけないという話も聞いてますが、どうしてですか」 (記者) Q.「あす百条委員会、結論が出る見通しですが、どうでしょうか。なぜ公の場で話さないんでしょうか」 (記者) Q.「SNSでは話しているのに、なぜ答えてくれないんですか」 (伊東市 田久保 真紀 市長) 「…」 記者からの質問には一切答えず、市役所を後にしました。 また、田久保市長の学歴詐称疑惑を調査する市議会の百条委員会は、あす29日、8回目の委員会を開催すると発表しました。29日の委員会では、田久保市長が“卒業証書”とされる文書の提出を正当な理由がなく拒んだことに対し、刑事告発することを決める予定です。 百条委員会での結論は9月1日から始まる市議会定例会で報告される予定で、今後、不信任決議案がいつ提出されるのか注目されます。