ツキノワグマ串が大バズり 「駆除して食べる」は対策になるのか? 青森の販売元が語った“本当の課題”

10月29日、Xにてヤギ氏が投稿した画像が大きな話題を集めた。 「青森県道の駅フェア&道の駅よこはま大感謝祭」を訪れたというヤギ氏は、そこで販売されていたツキノワグマの串焼き画像をアップ。お値段は2本800円で、バーベキューをさらにワイルドにしたような豪快な見た目をしている。 気になる味について、ヤギ氏は《下処理が完璧だったのか、臭みなくホロホロ美味かった! 焼肉のタレみたいなのに漬けられてたが、スパイス焼きも美味しそう》《羊肉に似てるかな?》などと食レポ。意外にもイケるようで、実に8.7万いいねと1300万超の閲覧数を記録している。 感想や見た目のインパクト、クマというタイムリーさから大反響を呼んだこの投稿だが、なかでも目立ったのは、昨今のクマ被害と結びつける声だ。 熊肉が“美味しい”と普及すれば多くのクマが捕獲・駆除され、クマ対策になるのではとして、 《もっと安く売って、個体数を減らせば、街中に出てくる問題解決するのでは?》 《熊害酷いとこもこういうのやればいいと思う》 《熊が美味い…って広まれば…鰻みたいに…こぞって捕獲するようになるかな…?》 などと期待が持たれている。しかし、そう簡単に行くものなのか? ヤギ氏が食べた熊串焼の販売ブース運営元を取材した。 販売していたのは、青森県中津軽郡西目屋村の一般財団法人・ブナの里白神公社。地元ホテル「ブナの里白神館」運営や地場産品の開発などを手掛け、その一環で熊肉の加工・販売も行なっているという。 まずは、どういった経緯で熊串焼が誕生したのかたずねると…。 「2020年11月、西目屋村が食肉処理施設『ジビエ工房白神』を開設し、翌年7月から『白神ジビエ』のブランド名で本格的にツキノワグマを使った料理を展開しました。その後、ブランドを宣伝するため、県内外のイベントで熊鍋や熊串を出店・販売しています」(一般財団法人ブナの里白神公社 事務局長・角田克彦氏、以下同)

集英社オンライン
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