「銀行は最大の過ちを犯した」エリック・トランプ氏【Consensus 2025】

「“敵の敵は味方” という有名な言葉がある。トランプ・ファミリーにとって、それが暗号資産コミュニティだった。そして、私はこう思う。銀行はその歴史で最大の過ちを犯した」 トランプ大統領の子息であり、ビットコイン・マイニング企業「アメリカン・ビットコイン(American Bitcoin)」の共同創業者でもあるエリック・トランプ(Eric Trump)氏は16日、「Consensus 2025」のステージでそう語った。 エリック・トランプ氏はまた、米ドル連動型ステーブルコイン「USD1」を発行するワールド・リバティ・ファイナンシャル(World Liberty Financial:WLFI)のアドバイザーも務めている。USD1は時価総額20億ドルに達し、この日、別のステージでチェーンリンク(Chainlink)のクロスチェーン相互運用プロトコル(CCIP)を通じて複数のブロックチェーンで利用可能となったと発表された。 エリック・トランプ氏は、自身の個人的な不満がイデオロギー的確信に変わったと語り、大手金融機関から政治的見解のために「キャンセル」され、それが金融機関によるゲートキーピングに対する防御策としての暗号資産に興味を持つきっかけになったと述べた。 「多くの銀行が“武器化”されており、私はその格好の標的だった。私は、間違いなく何も悪いことをしていないのに、おそらく最もキャンセルされた。理由はただ1つ、我々が政治的意見を持っていたからだ。それが一部の大手金融機関にとって都合が悪かったのだろう」 そして、USD1は、不安定あるいは腐敗した政権下にある人たちのための愛国的な金融ツールだと述べた。 「USD1は、金融の極めて自由な選択肢を与える。特に、これまで人々がいかなる金融的自由や、金融的独立を持つことができなかった市場や国において。戦争で荒廃していたり、腐敗が蔓延していたり、途方もないインフレにさらされている国かもしれない」とエリック・トランプ氏は述べた。 「毎日仕事をして手にしたお金が、ベッドの下で燃えているような状況だ。そこに我々は、米国債で1対1に裏付けられた米ドルを利用できる能力を提供する」 この日、WLFIの弁護士は、民主党上院議員からの調査要請に反論した。議員は先週、WLFIをはじめとするトランプ・ファミリー関連団体のオーナーシップと投資に関して調査を求めていた。 |翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部|画像:エリック・トランプ氏(CoinDesk)|原文:Eric Trump: 'The Banks Made The Biggest Mistake of Their Lives'

CoinDesk Japan 編集部

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