ロシアがウクライナで軍事作戦再開、「復活祭」停戦期間の終了で

Bloomberg News

ロシアのプーチン大統領が宣言したイースター(復活祭)停戦の期間が終了し、ロシアはウクライナでの軍事作戦を再開した。停戦期間中、双方が相手側による違反を非難し合っていた。

  ロシア国防省が30時間の停戦期間終了をテレグラムのチャンネルで発表した。

  プーチン大統領は19日、テレビ放映されたゲラシモフ軍参謀総長との会談で停戦を命令。祝日期間中の人道的な措置だとしていた。ウクライナのゼレンスキー大統領はこの発表をクレムリンの宣伝工作だと一蹴し、代わりに30日間の停戦を受け入れるようロシアに求めた。

  20日には、双方が互いに停戦に違反したと非難し合ったが、ロシアによる全面侵攻開始以降に定期的に見られてきたようなミサイル攻撃や大規模な無人機(ドローン)攻撃は報告されなかった。国営タス通信によると、ロシアは前線でのウクライナ側による「日中の砲撃や戦闘作戦の激しさ」は大きく低下したと認めた。

関連記事:プーチン氏は自ら表明の復活祭停戦に違反、ゼレンスキー氏が非難

  トランプ米大統領は18日、戦争終結に向け早期に合意に至らない場合、米国が仲介をやめる可能性を示唆した。

原題:Russia Resumes Fight in Ukraine After Putin’s Easter Truce Ends(抜粋)

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