新潟県民が人生で初めてご当地パンの「サンドパン」を食べてみた結果 / ナイススティックと同じだと思っていたら…
新潟県のご当地パンに、「サンドパン」というものがある。実は筆者は、県民であるにも関わらずこのパンを今までに食べたことがない。
どうやらクリーム入りのコッペパンのようなのだが……それって、山崎製パンのクリーム入りパン「ナイススティック」とほぼ一緒なのでは?
どちらも似たような構成だと思うんだけど、何か違いがあるのだろうか。気になったので、実際に食べ比べて確かめてみることにした。
・サンドパン
サンドパンは、同じ名前でも作っているお店によってパッケージのデザインやクリームの量などにかなり違いがある。
今回購入したのは小千谷市にある「株式会社滝沢パン」のサンドパン。同市のスーパーで販売されていて、価格は税抜き170円だった。
サイズは一般的なコッペパンといったところだ。ナイススティックと並べてみるとこんな感じ。
半分に切ってみると……あ、クリームの色が違う!
サンドパンのクリームは綺麗な白色だ。肉眼で見ても、一瞬どこにクリームがあるのか分からなくなるレベル。
対して、ナイススティックのクリームは黄色が強めで分かりやすい。クリームにもいろんなタイプがあるんだな。
見た目の違いを発見したところで、まずはナイススティックから味を確認していこう。
うん、おいしい! 柔らかいパンの中から、甘くてまろやかなクリームが溢れ出してくる。
濃厚なマーガリンのうまみとパンのシンプルな甘さの塩梅がちょうどよくて、気をつけないとついつい食べすぎてしまいそうになる。
久しぶりに食べたけど、やっぱりおいしいなぁ。長い間販売されていることにも納得の安定のクオリティだった。
続いてサンドパンを食べてみると……えっ、食感も味も結構違う!
ナイススティックも柔らかいパンだけど、サンドパンはそれよりさらにふわふわ。
咀嚼すると、口の中ですぐにぺたっと潰れてしまうレベル。コッペパンの中でもかなり柔らかめの部類なんじゃないかな?
クリームの食感もかなり違っている。ナイススティックのクリームはトロトロだったけど、サンドパンのクリームは生クリームみたいなシュワシュワした舌触りだ。
そしてクリームの甘さは、ナイススティックよりもかなり控えめ。優しいマーガリンの味がして、ナイススティックと比べるとかなり軽い印象を受けた。
同じクリームを挟んだパンでも、こんなにも違うものなのか……! 軽率に「ほぼ同じなんじゃない?」などと思ったことを反省した。
・新潟に来る機会があったら是非!
それにしてもサンドパン、ふわふわでおいしかったな……今まで食べたことがなかったのが悔やまれる。今度は違うお店の商品も食べてみたいな。
調べてみたところ、サンドパンはパン屋やスーパー以外に新潟県内のNewDaysなどでも取り扱われていることがあるそうだ。
もしも県外から新潟を訪れることがあったら、お米やお酒だけでなくこちらのパンも是非是非手に取ってみてほしい。
その優しい味に、旅の疲れが癒されること間違いなしだ。
執筆:うどん粉 Photo:RocketNews24.