ガソリン代無料!? ホンダの「画期的な軽バン」がスゴい! フラットで車中泊も出来る!? 「N-VAN e:」を八丈島で体感! 離島こそ際立つ存在か
島の美しい風景と海の青さが印象的だった八丈島。今回はホンダ「N-VAN e:」で島を走ってみました。
ホンダ「N-VAN e:」で島のEVライフを体験
八丈島でホンダ「N-VAN e:」を体験しました。
島の美しい風景と海の青さを背景に、ホンダの軽商用EV「N-VAN e:」が静かに走行します。
バン型でありながら、荷物を積んでも安定した走行を実現するN-VAN e:の魅力を再確認します。
八丈島は東京から南へ約300km離れた火山島です。この美しい自然に囲まれた島で、N-VAN e:の試乗会が行われました。
この企画は、島でのカーボンニュートラルを疑似体験するという趣旨で開催されました。
離島での電気自動車の利用は、環境負荷の低減だけでなく、災害時の電力供給源としても注目されています。
八丈島のような自然豊かな環境を守りながら、持続可能な移動手段を提供することは、今後の島の発展にとって重要な課題です。
次に、N-VAN e:の特徴を振り返ります。
外観は、フロントグリルにリサイクル材を用いて環境への取り組みを表現しています。
フロントには充電口・給電口(オプション)を備え、フロントのナンバープレートは中央に装着するなど、独自のデザインを採用しています。
内装では、低床でフラットな室内や床下格納式の助手席による室内空間や、助手席側のセンターピラーをドアに内蔵することで積載性の良さが特徴です。
また、大型コンテナのようなデコボコの縦ビードをあしらい、頑丈なイメージを感じさせながら、室内空間の拡張も実現しています。
以前、車中泊をした際には大人1人なら十分な広さがあり、問題なく過ごすことが出来ました。
そんなN-VAN e:のグレードは「e:L4」「e:FUN」「e:L2」「e:G」の4つ。
e:L4とe:FUNは4人乗り、e:L2は前後2人乗り、e:Gは1人乗りです。
今回試乗したのは「e:L4」の4人乗りモデルで、価格は269万円です。
4人乗り仕様では、助手席・後席を床下に格納して運転席のみの1人乗りにすることも可能で、助手席側の最大スペース長は2645mmを確保して長尺物を楽に載せることもできます。
パワーユニットは、バッテリーが29.6kWで航続距離は245kmを実現し、6kWの普通充電なら4.5時間で充電が完了します。
八丈島のような離島では、この航続距離は十分な性能と言えるでしょう。
島内を一周しても余裕があり、日常使いには不便を感じない設計になっています。また、急速充電を利用すれば30分で充電が可能です。
また、八丈島の風光明媚な景色の中を「N-VAN e:」で走行すると、その静粛性が際立ちます。
エンジン音がないため、島の自然の音を邪魔することなく移動できるのは大きな魅力です。
急な坂道も電気モーターの特性である低速トルクの高さで、スムーズに登っていきます。
また、N-VAN e:は運転時や荷物運搬時における細かな配慮もされています。
ホンダの担当者は「電動アクスルやサーボブレーキを使っていて、荷物が変な風に動かないようにデリケートなアクセルワーク、ブレーキワークも対応できるように工夫しています」と説明します。
ガソリン車と比較して「1インチアップしたホイール」を採用するなど、バンでありながら走りにもこだわりが感じられます。
実際に八丈島の起伏の多い道でも安定した走行を実現し、荷物を積んでの移動も安心です。
八丈島のような離島では、その閉じた環境ゆえに環境負荷の軽減が重要な課題となっています。
N-VAN e:の普及は、島全体のカーボンニュートラル達成に向けた重要な一歩と言えるでしょう。
特に、太陽光や風力など再生可能エネルギーの活用が進む八丈島において、電気自動車は島内で生産された電力を使って走行できるという意味で、真の意味での環境負荷軽減が期待されます。
今回の試乗会には、自動車評論家の国沢光宏氏が所有するN-VAN e:に太陽光パネルを装着したモデルもあり、実際に太陽光から電気を作り、車内の機械に電力を貯める様子も見学しました。
※ ※ ※
N-VAN e:は、従来のN-VANの使い勝手の良さはそのままに、環境性能を大幅に向上させた1台です。
八丈島のような自然豊かな環境での走行は、電気自動車の静粛性や環境への優しさを改めて実感させてくれます。
島での暮らしや、商用利用を考えるユーザーにとって、N-VAN e:は良い選択肢になるかもしれません。
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