「藤丸パーク」グランドオープン 暑さと熱気で行列も
オープンに合わせて多くの親子連れらが来場した藤丸パーク(6日午前11時45分ごろ、塩原真撮影)
帯広市中心部の屋外商業ゾーン「藤丸パーク」(西3南7)が、6日午前11時にグランドオープンした。厳しい暑さの中でも多くの人が訪れ、食や買い物、交流などを楽しんだ。 藤丸パークは閉店した百貨店・藤丸の再生を進める藤丸株式会社(新藤丸、帯広市、村松一樹社長)などが、帯広信用金庫本店横の敷地内の約3300平方メートルに造成した。新藤丸が2030年をめどに複合商業施設を再整備するまでの「つなぎ」の位置付けで、トレーラー型の仮設商業施設5店舗(藤丸直営の食と暮らしの2店含む)を核に、ステージや休憩スペース、ドッグランなどを整備した。 オープン時には約200人が入り口前に集結。村松社長が「藤丸の名前をつなげるため、藤丸サポーターとなった企業や個人の皆さんからの約3億円を使い整備させていただいたことに感謝している」とあいさつ。同ゾーン内を馬車置き場とする「馬車Bar」が1日限定でパーク周辺を走る特別遊覧便が人気を集めた。 人気カレーショップ・インデアンを運営する藤森商会(帯広市)の新業態「こんにちは」など食テナント3店では昼近くになると行列ができた。日差しに気を付け、芝生で遊ぶ子どもらの姿も見られた。ばんえい十勝の協力で配布したオリジナルプリッツも人気だった。帯広市の会社員中橋朋未さん(34)は、長男奏汰さん(6)ら家族5人で来場。「広くてきれいな空間。食テナントもあり、子どもと楽しめる。また来場したい」と笑顔だった。 新藤丸によると、今後、週末を中心にマルシェ(市場)やビアガーデン、十勝餃子フェスタなど催事も数多く予定されている。入場無料。駐車場は74台分。開館時間は午前11時~午後7時。(佐藤いづみ)
「藤丸パーク」グランドオープン 暑さと熱気で行列も
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「藤丸パーク」グランドオープン 暑さと熱気で行列も 2
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オープンに合わせて多くの親子連れらが来場した藤丸パーク(6日、午前11時45分ごろ、塩原真撮影)