【レビュー】話題のアクセサリ、電磁波対策「極みメロン君炭袋」、仮想アース「極VirtualEarth~国士無双~」を試す

仮想アースの「極VirtualEarth~国士無双~」

「極みシリーズ」――最近、SNSを中心にネットで話題のオーディオアクセサリーブランドだ。ユニオンビーエムの菊地洋平氏が開発を手掛け、「極★自宅試聴EC」をはじめとしたネット&対面で販売されている。

対面販売は4店舗と限られており、まだまだ知る人ぞ知るブランドではあるが、筆者は東京のオーディオショップon and onで行なわれたイベントでその効果を体験する機会を得た。確かな効果に魅力を感じた筆者は、すぐさま菊地氏に相談。デモ機を試すことが叶った。

今回はその「極みシリーズ」から注目の2製品、仮想アースの「極VirtualEarth~国士無双~」と電磁波対策グッズの「極みメロン君炭袋」をピックアップし、筆者環境で試したインプレッションをお届けしよう。

電磁波対策グッズの「極みメロン君炭袋」

「もしや、マジックアイテム?」

いやいや、音を聴いてから判断するのがオーディオの鉄則(筆者談)。イベントでの効果は明らかだったが、筆者環境でその真価のほどを詳しく確かめて見ることにした。

極みメロン君炭袋は、分電盤やルーター周辺、スピーカー後方やオーディオラック周辺のケーブル集中箇所に設置するだけで、電磁波対策が行なえるという便利な袋だ。電磁波の影響を軽減することで、より透明感のある音質に導くという。

極みメロン君炭袋

菊地氏が厳選した高品質備長炭約1kgと、4~5種類の天然鉱石を各約100gずつ含む特製鉱石ブレンドを同梱の巾着袋に入れて使用する。製品はキット販売となっていて、素材を説明書に従って組み立てて使用する。

店舗やAmazonではバージョン違いで2種類が販売されており、1つはラオス産天然備長炭 約1kgと約400gのブレンド鉱石の組み合わせ(3,850円)。もう1つは、紀州備長炭 約1kgと約500gのブレンド鉱石となっている(7,850円)。約400gのブレンド鉱石は、天然水晶さざれ石・麦飯石・医王石・ブラックトルマリンを約100gずつ。約500gのブレンド鉱石は、ラピスラズリ・天然水晶さざれ石・麦飯石・医王石・ブラックトルマリンを約100gずつだ。

鉱石については、マイナスイオンを出す鉱石を中心に効果的なものを厳選したという。電磁波は、オーディオ機器に悪い影響を与えることは知られているが、ケーブル間に機器を挟むとかではなく、非接触で対策できるのはお手軽だ。

なお、極★自宅試聴ECでは中身をカスタムして注文することもできる。例えば、ブレンド鉱石400gのまま、備長炭だけ紀州産に変えるとか、逆に備長炭はラオス産のまま、ブレンド鉱石は500gにするといったカスタムだ。

個人的に面白いのは、備長炭だけを省いた簡易キットを販売していること。炭を入れるネットは付属するため、例えば観光地で買ってきた竹炭を封入するなどオリジナルの極みメロン君炭袋を作ることができる。

極-kiwami- VirtualEarth ~国士無双~

極-kiwami- VirtualEarth ~国士無双~(以下 国士無双)は、ロー・ミドル・ハイエンド問わず使用可能な仮想アース。静寂な背景から、様々な楽器の分離力・力強さを引き出し、ライブ音源は音像が浮かび上がるような体験が期待できるという。価格は46,200円。

「国士無双」の由来は、「天下国家に並ぶ者のない逸材」と言われた中国秦末から前漢初期にかけての武将である韓 信(かんしん)のエピソードが元になっているそうだ。

前提として、オーディオ用のアースは、家庭用の「保護接地」とは目的が異なる。冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機などの緑の線=アース線は、万一漏電が起こったとき、機器に触った人間よりも抵抗値が低いアース側に電流を流して、感電によるトラブルを防ぐ役割がある。壁のアース端子は、その名の通り、本当に大地に繋がっている。単相3線式の中性線が電柱の変圧器を通じて大地に……とか細かいことは省こう。

残念ながら、オーディオグレードのアースとして見ると、保護接地のアースは役割も違うし、仮に繋いだとしてもクオリティ的に適切とはいえない。かといって、誰もが大地に電極を挿す専用接地工事はできないし、望ましい結果が得られるかは土壌にもよる。

よって、使いたいのが「仮想アース」。全ての役割を代替できないものの、大地に接続できない代わりに使用するという訳だ。仮想アースによって、機器の基準電位を安定化させ、それが回路や装置の安定動作に繋がり、音質が向上する。仮想アースの目的は、「電気的機能接地」に該当する。この辺りは、日本オーディオ協会のJASジャーナル2024年秋号の特集が分かりやすい。

JASジャーナル2024年秋号 仮想アースは基準でしかない!~安定した基準は装置安定稼働をもたらす~

仮想アースの内部は、パッシブ型の場合、金属プレートや鉱石などが使われることが多い。国士無双は、本体を振るとサラサラ音がするので鉱石などが使用されていると思われるが、詳しい中身は公開されていない。

自社でラッカー塗装された黒いBOXには、国士無双のロゴが刻まれたシルバープレートが目立っている。真裏にはアースケーブルを固定する端子(Yラグ対応)を配置。アースケーブルは、デフォルトはYラグ-RCAが付属。

デフォルトはYラグ-RCAが付属

オプションは、バナナ-Yラグ、Yラグ-Yラグ、XLRオス-Yラグ、XLRメス-Yラグ、イヤフォンプラグ(3.5mm)-Yラグ、イヤフォンプラグ(6.3mm)-Yラグをラインナップしている。イヤフォン系は約0.5m、その他は全て約1mだ。

オプションでケーブルも用意されている

RCA/XLRは、RCA・XLR入出力だけでなくデジタル入出力(COAXIAL・AES/EBU)にも対応可能。機器の回路設計によって、どの入出力に使うのが効果的か違ってくるという。逆に、あまり望ましくない音質に変わることもある。いろんな端子に試して、よりベストな箇所に使うのも楽しい。

バナナ-Yラグは、スピーカーのマイナス側(黒)にバナナ又はYラグで接続する。これは、逆起電流を本商品に逃がす事による音質改善が見込めるという。

Yラグ-Yラグは、シャーシに取り付ける最もポピュラーな使用方法。機器筐体のネジや空いたフォノ用のアース端子などに接続できる。もちろんスピーカーやアンプのマイナス側にも使用可能だ。

筆者が菊地氏に尋ねたところ、この他にも「それがほしかった!」と思えるようなケーブルを開発中のようだ。期待して待ちたい。

メーカーから送られてきた試聴機を開封すると、まず極みメロン君炭袋は、組み立て済みだった。バージョンは紀州備長炭と、500gの鉱石バージョンだ。さすがずっしりと重みがある。

国士無双は、2台をお借りした。スピーカーのマイナス側に使う際は、左右に1個ずつ使用する必要があるからだ。また、仮想アースとしては同じ機器に2台使うと効果が高まることもイベントで体感していたので、それも確認したい。

ちなみにスピーカーに使う際、1台の国士無双から左右のスピーカー(あるいはアンプ)のマイナス側に結線すると、アースループが発生するため、やってはいけない。

極みメロン君炭袋から試してみる。電磁波を出していそうな箇所に置くと、その影響を受けるアンプなどの音質が変化するかを確かめた。

リビングの環境では、AVアンプとモデムやWi-Fiを出す機器の間に置いたり、AVアンプに繋がるLANケーブルをACアダプターから守るように置いてみた。AVアンプでNASの音源を試聴してみる。

結果、激変とまではいかないものの、聴感上のS/N比が改善し、雑味も減少した。ネット上のレビューでは、分電盤などの近くに設置して効果があったという報告もあるようだ。

電磁波を放出する機器から距離を取りたくても、実際困難なケースもあるだろう。筆者が試した限り副作用も無く、非接触で音質を改善出来るアイテムはとても便利だ。

極みメロン君は、国士無双の上に置くというもう一つの使い方もあるので、後半で紹介する。

次は国士無双だ。

事前に菊地氏より「映像にも効きます」と聞いていたので、お借りしたのが「XLRメス-Yラグ」のケーブルだ。防音スタジオにあるAVアンプの「RX-A6A」にはフロントチャンネル用にXLRのプリアウトがある。

「L-505uXII」のメインイン(パワー部直結)はRCAのみのため、普段使用しているのはRCAのプリアウト。そこで、空いているXLRプリアウトに国士無双を接続し、フロントの音がどう変わるか、HDMI出力の映像がどう変わるかを確かめた。

XLRメス-Yラグのケーブル
AVアンプ「RX-A6A」のXLRプリアウトに接続

繰り返しになるが、国士無双は仮想アースとして使った時、効果の効き具合や、その結果が変わることがある。あらゆる環境で100%良好な結果を約束するものではない。相手方の内部回路によって、効果が変わるのはやむを得ないことだ。

映像素材は、PS5でプレイしている「空の軌跡 the 1st」体験版。音声も2chステレオで製作されており、ちょうどフロントのみの音をチェックしたかったので選んだ。

まず、映像面は、わずかに色の濃さが減衰した。気のせいかもと思って、付け外しを繰り返したが、確かなようだ。国士無双自体のエージングでもう少し変わるかもしれないが、現時点では色がほんの少し色褪せる模様。一方、映像のS/Nが大きく上昇、画面全体のクリーンさが違う。シャープネスも自然に改善し、前後の遠近感もアップした。

オーディオ面は、ディテール表現がより巧みに変化。台詞の輪郭は彫り深い。コンプ感もエッジがよく出ている。わずかな歪み感も改善した。BGMの各トラックがクッキリと鳴って耳によく入ってくる。

これらの変化が2個目(XLRのRch側とLch側で計2個)を投入するとより高まった。しかし、色褪せる点はそれほど悪化しなかった。

次に、別の場所に国士無双を接続してみる。AVアンプのフォノ用のアース端子だ。ケーブルは、Yラグ-Yラグを使用。柔らかい方のYラグを国士無双に使用し、ガッシリした方をAVアンプ側に使う。使用する国士無双は1個だ。

柔らかい方のYラグ
硬い方のYラグ

色褪せる効果は打って変わってなくなった。シャープネスが自然に引き上がって、パシッと引き締まった映像に。街やフィールドのオブジェクトにフォーカスが合って実在感もアップ。序盤のロレント近郊の草原を走っていると、奥の方の景色はちゃんと奥にあるように感じられる。ううむ、素晴らしい。これは常時使いたくなる。

ここからは、音の変化に特化してテストしていく。

防音スタジオのシステムは、ネットワークトランスポートの「DST-Lacerta」にUSB-DACの「NEO iDSD」が接続されている。DACからはXLRケーブルでアンプの「L-505uXII」に接続されており、DACのRCA出力は余っている状態だ。ここに国士無双を適用する。Yラグ-RCAのケーブルを使って結線した。

USB DACのRCA出力に国士無双を接続

ケーブルの長さが1mあるのは、使い方のコツとして、なるべく機器から離すと好ましいからだそう。筆者の場合は、なかなか置く場所を確保すること自体が難しかったため、それほど離せなかったが、可能な範囲で配慮したいところだ。

RCA出力のL側に1個、効果を聴いてから、R側にもう1個追加する順番で確かめた。何曲か聴いてみたが、S/N比の改善、奥行き感の向上、雑味の減少、解像感の向上といった効果があった。

そして、個人的に歓迎したいのは、音にわずかに有機的な質感がプラスされること。アナログ感が出るというか、音が適度に滑らかになる。押しつけがましさとは無縁の音楽的な音質アップだと筆者は受けとめた。

映像の世紀バタフライエフェクトより加古隆の「パリは燃えているか」。

1個目は、S/Nと奥行きが小粒の改善。2個目の追加でさらに両者がもう一段階上の領域に達する。前後の定位感も捉えやすくなった。国士無双を完全に外してしまうと、オケの演奏とシンセトラックが前後から圧迫されたような音場になってしまった。

Beagle Kickのファンク調ブラスロック「VOTEVOLUTION」は、地に足の付いた音に変わり、低音のグリップ感が高まった。ドラムの金物は雑味が元々少なかったのがさらにクリーンに。

2個目を追加すると、トランペットとサックスのディテールがさらに精細になって、KAFUのコーラスも耳をくすぐるような生々しさに。

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』オリジナルサウンドトラックより「Far byond the srars(ジークアクスver)」。1個目はボーカルの雑味が取れ、純度が高まる。2個目を加えると、コーラスまで緻密なディテールに変わって、ボーカルだけでない、各音像から最後のモヤが一掃されたクリーンさに驚く。もちろん、S/Nもより高まる。

あくまでNEO iDSDのRCA出力に使った一例であるが、2個目の追加は大きな満足感に繋がった。

極みメロン君炭袋は、国士無双の上に置くことを推奨しているらしい。早速、2個稼働(接続)中の国士無双の上に袋を置いてみる。わずかにS/Nが向上。かすかに残っていた高域の雑味もなくなった。前述のアナログ感も増した。

極みメロン君炭袋を、国士無双の上に設置

最後に紹介したいのは、筆者が最も驚いた“スピーカーやアンプのマイナス端子”に使う運用法だ。

基準電位を安定化させる仮想アースとしての役割とは異なり、この接続法はスピーカーのボイスコイルで発生する逆起電力を国士無双に逃がすことで音質の改善を図るというもの。

国士無双が逆起電力を吸収してくれれば、次の効果が期待できる。ウーファーの余分な振動の軽減。バイワイヤ接続でないときは、ツイーターへの流れ込みによる歪みを低減。アンプに逆起電力が戻ることで位相遅れが発生するため、これを緩和するわけだ。

防音スタジオに加えて、リビングのシステムでも試した。リビングでは、スピーカー「RUBICON2」の上に国士無双を乗せて、ケーブルはスピーカーターミナルのマイナス側に接続した。RUBICON2はシングルターミナルだ。AVアンプは「RX-V6A」。

リビングのスピーカー「RUBICON2」も国士無双を接続

左右のスピーカーに国士無双を繋いでNASの音源を聴くと、「え!?嘘でしょ?」と声を出してしまった。まるでスピーカーをグレードアップしたような激変である。

まず、音像が恐ろしくクリアに。バスドラなどの低音楽器は余計な膨張がなくなって、引き締まる。余分なウーファーの振動が続かなくなったお陰で、時間的な解像度もアップ。リンギングが嘘のように解消されている。

そして、高域の雑味が取れて、全体的にサウンドがきらめいている。決して高域がキンキン耳障りになったとかではなく、生命感を取り戻す感じだ。

ベースやドラムの音像が国士無双を付ける前と後で比べると、無駄にモコモコした感じがスッキリとソース本来の輪郭を描いてくれる。贅肉が取れたような印象だ。その分、ボーカルやシンセなど、中高域の楽器が分離よく明瞭に聴けるようになった。

リビングにはBlu-rayレコーダーを設置している。せっかくなので、フロント2chシアターで映画を観てみた。UHD-Blu-ray版「グランツーリスモ」、初の国際レースシーンを視聴。主人公のヤン・マーデンボローが緊張でいっぱいいっぱいになるなか、ライバルに押し出しされスピン。プロレースの厳しい洗礼を受ける場面だ。

国士無双を取り付けて、同じシーンを再生すると、まず空気感が一変する。台詞は確かにクリアに鳴るのだが、一番変わったのはエンジンの音。さらにエンジンが急加速するときの瞬発力がよりリアルになった。車に明るくない自分は、うまく言葉に表現できないのがもどかしいが、エンジン音に芯が入って、グッ!と振り上げるような、力強い吹かしが感じられる。

また、そのエンジンの動作もダイナミクスがより緻密に再現されていて、ドライバーになったような気分にさせられる。これは車に限らず、効果音のリアリティが映像へのトリップ感に直結するシーンで特に効果的に働きそうだ。

防音スタジオ

防音スタジオでは、アンプのマイナス側に国士無双を接続した。スピーカーはRUBIKORE2でバイワイヤ接続をしている。

アンプのA/B出力から、RUBIKORE2の高域と中低域側にそれぞれ接続を行なっているので、逆起電力の影響がより大きい中低域側のマイナス端子に国士無双のYラグを固定した。

中低域側のマイナス端子に国士無双のYラグを固定
アンプの「L-505uXII」

アンプはL-505uXIIだ。ダンピングファクターは、RX-V6Aの2倍ほどだが、L-505uXIIは測定時の周波数が未公開なので何ともいえない。とはいえ、スピーカーの制動力はL-505uXIIが上手であろう。

音質の変化は同じような傾向だった。それにしても、国士無双を外したときの落胆といったら、言葉にするのを躊躇うほどだ。音場全体が汚れてしまう。前の音ってこんなに悪かったの?とたまげてしまう。ちょっと凹んでしまった。スピーカーとアンプの性能を一気に引き上げる、文字通りの無双っぷりを示してくれた。

ちなみにマイナス側への接続でも極みメロン君炭袋を上に置いてみたが、若干有機的質感がプラスされ、音が少し滑らかになった。ただ、ウチの環境で試した限りでは、国士無双の上に置くより、リビングとネット回線を結ぶための無線中継機とACアダプター群の近くに置いた方が効果的だった。いろんな箇所において、試してみてほしい。

話を戻して、国士無双を繋げた所感を具体的に。

結束バンドのRe:結束バンドより「秒針少女」は、音が出た瞬間まるでスピーカーがもう1ランク高級機に変わったような錯覚に襲われる。S/Nが大幅に改善。長谷川のボーカルは、息遣いまで感じられるような生々しさ。うるおいがアップし、艶や色気も自然に向上。演出過多ではなく、本来の形が再現された印象だ。

ドラムのキレが改善。引き締まった音像のスネアやタムが爽快だ。ベースも同様で、歌い上げる様な弾きっぷりが際立つ。右側にいるエレキも音像が立体的で、ディテールも緻密だ。

蒼き革命のヴァルキュリアのオリジナルサウンドトラックより「蒼き革命」。目の前に、レコーディングされたミューザ川崎のホールが現れたかのような臨場感。音数の多さにも負けることなく、ステージの奥行きや天井の高さまでリアリティがレベチである。サラ・オレインのコーラスは口元まで見えるような緻密な描き方にゾクッとする。

H ZETTRIOの「Smile」24bit/88.2kHz版。アコースティックベースの無駄な膨張がなくなって、音階の動きも聴こえやすい。ピアノのリバーブは、エフェクトの響きだけでなく、筐体の生の響きまで感じられる。ドラムの金物は歪み感が極限まで排除されて鮮度が抜群だ。

いやはや、圧倒された。これはもはや、“チートアイテム”だ。スピーカー、アンプ、DAC、もちろん音源もまったく一緒なのに、あまりにも音が良くなりすぎる。

筆者の場合、“正しい音”に近付くアクセサリーなら、常時使用して機器のレビューをやっているが、国士無双はスピーカーの機種がいい意味で変わってしまうほどのとんでもない変化なので、レビューでは未使用としたほうがよさそうだ。

ということで、極-kiwami- VirtualEarth ~国士無双~は仮想アースで使うのはもちろん、逆起電力の吸収アイテムとして使っても効果的だということが確かめられた。仮想アースで活用する際は、効果的な適用箇所を探し出す楽しみもある。

仮想アースというと、あまり効果が感じられなかったという体験をした方もいるかもしれない。国士無双は、1台5万円を切る価格で購入できるので、まずは1つから試してみようという方にもお勧めだ。

公式サイトでは、国士無双の貸出しサービスも行なっている。希望のケーブルとセットでレンタルできるので、気になる方は自宅で試してみては。

筆者は、東京の奥地で買ってきた「竹炭」を“寝る部屋の脱臭剤”から“オーディオアクセサリー”に格上げするために、「【備長炭なし】極みメロン君炭袋 簡易キット」をポチろうか、前向きに検討中である。

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