豪首相、対米輸出の10%の基本税率は今後も続くとの見方示す
7月4日 オーストラリアのアルバニージー首相(写真)は4日、オーストラリアの対米輸出について、今後も10%の基本関税率が適用される見通しだが、免除を求めて交渉を続ける考えを明らかにした。写真は5月15日、インドネシアの首都ジャカルタで撮影(2025年 ロイター/Ajeng Dinar Ulfiana)
[シドニー 4日 ロイター] - オーストラリアのアルバニージー首相は4日、オーストラリアの対米輸出について、今後も10%の基本関税率が適用される見通しだが、免除を求めて交渉を続ける考えを明らかにした。
米国による相互関税の90日間の一時停止期間は9日に終了する予定。トランプ米大統領は、各国に関税率を通知する書簡を送ると警告している。
シドニーでのイベントでアルバニージー氏は、オーストラリアには9日以降も10%の関税率が適用されるのかとの質問に「そうなると思う」と答えた。また、9日の期限はオーストラリアには影響しない見込みだと付け加えた。
「7月9日に関してはわれわれには実際には影響がないという状況だ。より高い税率を通告されている国々に関するものだからだ」と述べ、「10%よりも良い関税レベルの国はない。今後もこれまでと同様に主張を続けていく」と語った。
アルバニージー氏は先月、カナダでの主要7カ国(G7)首脳会議の合間にトランプ氏との会談を予定していたが、トランプ氏が中東情勢への対応で日程を切り上げて帰国したため実現しなかった。
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