【中日】ヤクルトの反撃振り切り連敗を5で止める 大野は9回途中1失点で4勝目 緊急登板の清水が好救援で今季初セーブ 岡林がV打
■プロ野球 中日 2-1 ヤクルト (4日 バンテリン) 5位・中日は最下位・ヤクルトの反撃を振り切り、連敗を5で止めた。これでヤクルトとのゲーム差を9に広げた。 試合は3回に岡林の適時打で先制すると、4回には上林の好走塁で追加点を奪う。投げては先発・大野が9回途中1失点の好投で4勝目を挙げた。9回1死二、三塁から緊急登板の清水が犠牲フライの1点に抑え逃げ切った。 セ・リーグトップの28セーブを挙げている守護神・松山晋也が上肢のコンディション不良で登録抹消。マルテが昇格となった。 スタメンは細川が5番に打順を下げ、ボスラーが4番に座った。サードには6番で佐藤、ショートは村松がベンチスタートとなり、7番で山本が入った。 先発の大野は今季10度目の登板、3勝3敗、防御率2.89。前回の6月27日・広島戦(バンテリンドーム)は5回8安打2失点(自責2)で勝ち投手。ヤクルト戦は今季初登板、通算は9勝17敗。 立ち上がりは、1番・並木に左前安打を浴びるも、岩田を二ゴロ併殺打に打ち取る。赤羽には四球を出すも、オスナは三飛に抑え無失点で切り抜ける。 続く2回、3回は三者凡退に抑え3回まで無失点に抑える。 打線は相手先発・ランバート対し、初回に1死から田中が左前安打を放つも盗塁失敗もあり3人で攻撃終了。2回は三者凡退に終わる。 それでも3回に1死から石伊の二遊間へのライナーが、ショート・伊藤のグラブに一度は収まるもグラブ弾き飛ばす珍しい内野安打で出塁。大野は犠打を決め2死二塁から、岡林が左前適時打を放ち1-0と先制。 さらに4回には、先頭の上林が右中間へ運ぶと、迷わず二塁へ進塁し、二塁打に。ボスラーは二ゴロで上林は三塁へ進塁すると、細川がバットを折られボテボテの投ゴロとなるも上林が好スタートを切り、ヘッドスライディングで間一髪セーフとなり2点目を奪う。 大野は4回、3番・赤羽のセーフティバントを自身のダイビングキャッチで投飛とし三者凡退。援護をもらった直後の5回は、1死から山田に左前安打を浴びるも、古賀を遊ゴロ、伊藤を右飛に打ち取り5回までスコアボードに0を並べる。 続く6回には、先頭の代打・山野辺のバットを折るも中前安打を浴びる。それでも並木を二飛、岩田を二ゴロ、赤羽を捕邪飛に抑える。 7回もオスナを投ゴロ、内山を遊飛、山田を二飛に打ち取り三者凡退。 打線は6回に2死から細川がセンターへの二塁打を放つも、佐藤が凡退。7回裏は先頭の山本が四球で出塁すると、けん制悪送球で無死二塁に。石伊は犠打を決め1死三塁となるも、大野が二ゴロ、岡林が左飛に倒れ3点目を奪えず。 7回までわずか73球の大野は8回もマウンドに上がると、先頭の古賀に三塁線へのセーフティバントを決められ先頭打者の出塁を許すも、伊藤を遊ゴロ併殺打に仕留めると、代打・北村拓を空振り三振に抑える。 8回裏は阪口に対し、2死無走者からボスラーがライトへの二塁打を放つと、細川が四球でつなぎ宇一、二塁となったが、佐藤が空振り三振に倒れる。 8回まで84球の大野は9回もマウンドに上がる。しかし先頭の1番・並木に自らを強襲する内野安打を浴びると、代打・増田には四球を出し無死一、二塁。赤羽には犠打を決められ1死二、三塁の同点のピンチを招く。オスナを迎えたところで降板。清水が登板すると、オスナに犠飛を浴び2-1となり、なおも2死三塁のピンチだったが内山を右飛に打ち取り逃げ切った。