トランプスマホの最新画像が「Galaxy S25 Ultra」にしか見えない件
トランプモバイルが再び「T1 Phone」(通称トランプスマホ)を予告し、「待ち時間はほぼ終わりだ!」と投稿した。だが肝心のところ、私たちはいったい何を待たされているのか。 今週公開されたSNSの画像は、当初の画像とはまるで別物の端末が2種類。しかも合成のように見える。Instagramでは、金色の仕上げに米国旗をあしらった「iPhone 16 Pro Max」風の端末が映し出された。一方、X(旧Twitter)の投稿や別のInstagramの投稿では、「Galaxy S25 Ultra」を思わせる端末が登場。いずれの画像も米国旗とブランド特有のゴールド仕上げをまとっている。 さらにややこしいのは、Xの画像に米国旗の下でSpigenのロゴがはっきり見えていたことだ。これに対しSpigenは「??? bro what」と反応し、「lawsuit incoming.(訴訟が来るぞ)」とも投稿している。 T1の最初のプレビューは6月に公開されたが、それも今回とはまた違うデザインだった。当初のイメージは今もトランプモバイルの公式サイト内の少なくとも2カ所で確認できる。 同社は今回の件について、記事公開時点でコメントを出していない。 T1をめぐる最新の“ティーザー”は、主要メーカーがフラッグシップモデルを次々と投入するタイミングで現れた。先月はサムスンが折りたたみ端末「Galaxy Fold7」を発表し、今週はGoogleが「Pixel 10」シリーズを披露。来月にはAppleが「iPhone 17」を投入する見込みだ。 トランプモバイルは当初、T1を「米国内で設計・製造」とアピールしていたが、今夏にはその表現を取り下げ、「ここ米国で生み出され、すべての端末の背後にはアメリカ人の手がある」と、より曖昧な文言に置き換えた。数カ月前には、T1が中国のWingtech製ではないかと推測するアナリストもいた。 要するに現時点では、T1の外観も生産地も定かではない。ただし分かっているのは、予約価格が499ドルで、仕様が以下の通りということだ。 ・6.25インチのパンチホールAMOLEDディスプレイ ・120Hzリフレッシュレート ・5000万画素のメインカメラ ・5000mAhバッテリー/20W PD ・指紋センサーとAI顔認証 公式サイトでは、T1の発売時期を「年内」としている。 この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。