東証プライム市場の株価騰落率〈トップ3・ワースト3〉…ビットコイン過去最高値→関連銘柄大幅上昇から一夜、まさかの「軒並み急落」となった理由【昨日の株価】(THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン))
1位:バロックジャパンリミテッド〈3548〉……前日比+74円(+10.41%)/終値785円 【売買材料】 同社は5月22日(木)取引時間終了後に株主優待制度の拡充を発表しており、これが材料視された模様。拡充内容は、毎年8月末と2月末時点の株主を対象に、保有株数と保有期間に応じて年間4,000〜5万2,000円相当の株主優待券を贈呈するというもの。従来は4,000〜8,000円相当であったことから、実質大幅な還元強化策となる。 2位:日本製鋼所〈5631〉……前日比+590円(+10.05%)/終値6,463円 【売買材料】 この日、日本政府による防衛装備品の輸出拡大や、米国が次世代の小型原子力発電所の商用化を急ぐといった報道がでていたなか、防衛関連および原発関連銘柄と位置付けられる同社株に投資マネーが流れ込んだ模様。 3位:スター・マイカ・ホールディングス〈2975〉……前日比+79円(+8.65%)/終値992円 【売買材料】 5月22日(木)取引時間終了後、同社は25年11月期の配当予想について年間26円から30円に増額修正。これが好感された模様。
1位:アイ・アールジャパンホールディングス〈6035〉……前日比-150円(-16.76%)/終値745円 【売買材料】 5月22日(木)、日本経済新聞電子版が「証券取引等監視委員会は22日、上場企業の株主対応支援を手掛けるアイ・アールジャパン(IRジャパン)本社を金融商品取引法違反(インサイダー取引)容疑の関係先として強制調査した」と報じており、これが売り材料視された模様。 2位:セレス〈3696〉……前日比-297円(-14.12%)/終値1,806円 【売買材料】 当日は特段個別の売買材料見当たらず。暗号資産関連銘柄の位置づけである同社は、前日ビットコインの過去最高値更新を受けて株価急騰していた。その後もビットコイン価格自体は高値圏を維持しているものの、同社株をはじめ、暗号資産関連銘柄には目先の利益を確定させる売りが集中しており、軒並み急落している。週末には3度目の日米財務相交渉が控えていることもあり、持ち高調整の売りもあったか。 3位:gumi〈3903〉……前日比-84円(-13.75%)/終値527円 【売買材料】 同上。同社も暗号資産関連銘柄であり、前日ストップ高で東証プライム市場の値上がり率1位となっていた。
THE GOLD ONLINE編集部(株式投資取材班)