8000mAh“デカバ”のスマホ「HONOR Power」ならモバイルバッテリーは不要だ

 スマートフォンのお供として毎日欠かせないのがモバイルバッテリーです。しかし、もうそれを持ち運ぶ必要がなくなりそうです。HONORから登場した「HONOR Power」のバッテリー容量は8000mAh。1度の充電で2日間は余裕で使えます。 【画像で見る】本体はiPhone 16 Pro Maxより薄くて軽い  とはいえこれだけ大きなバッテリーを搭載するということは、分厚く重い大型サイズのスマートフォンと思うかもしれません。HONOR Powerの大きさは普通のスマートフォンと全く変わらないのです。  Amazonなどで売られているタフネス仕様のスマートフォンは、1万mAh以上のバッテリーを搭載しており、長時間の連続利用が可能です。しかし、本体サイズはどれも大きく、アウトドア仕様のデザインは日常的に使うにはやや不向きです。しかし、HONOR Powerの見た目は一般的なスマートフォンと一切変わらず、重量もほとんど同じです。  主なスペックはプロセッサがSnapdragon 7 Gen 3、ディスプレイは6.78型(2700×1224ピクセル)と高解像度で4000ニトの高輝度タイプを採用しています。カメラは5000万画素広角と500万画素超広角、そして8000mAhバッテリーは66Wの急速充電に対応します。なお中国での価格は1999元(約4万円)です。  本体サイズは約163.7(幅)×76.7(奥行き)×7.98(高さ)mm、重さは約209gです。例えば「iPhone 16 Pro Max」は約8.3mm厚で約229gなので、それよりも薄く軽いにもかかわらず、これだけの大容量バッテリーを内蔵しているわけです。  OSはAI機能も強化したAndroid 15ベースのMagicOS 9を搭載しています。とはいえ本体機能はベーシックであり、AIを活用するというよりも「なるべく充電する頻度を減らしたい」という、一般的な利用者を考えたスマートフォンです。本当に2日に1回の充電で済むのなら便利ですね。  カメラも使ってみましたが、5000万画素の標準カメラで一通りの写真は美しく撮影できます。500万画素の超広角は暗いシーンなどは苦手としますが、そこまで気にするユーザーはターゲットにしていないでしょう。「毎日のスマートフォンの使い方が、より楽になる」これがHONOR Powerの最大のメリットです。  中国メーカーのスマートフォンの内蔵バッテリーはシリコン炭素タイプ(Si/C)の採用により、従来のバッテリー密度をより高め、一般的なスマートフォンの大きさながらもより高い容量を実現しています。もしかすると2025年中には1万mAh超えの普通のスマートフォンが出てくるかもしれません。

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