イスラエル、カタールに代表団派遣へ ハマスの停戦条件「受け入れられず」
イスラエルは5日、パレスチナ自治区ガザ停戦協議のため6日に代表団をカタールに派遣すると発表した。ただ仲介国のカタールとエジプトがまとめた停戦案に対しイスラム組織ハマスが要求した変更は受け入れられないとした。ガザで立ち上る煙。イスラエル側から5日撮影(2025年 ロイター/Amir Cohen)
[5日 ロイター] - イスラエルは5日、パレスチナ自治区ガザ停戦協議のため6日に代表団をカタールに派遣すると発表した。ただ仲介国のカタールとエジプトがまとめた停戦案に対しイスラム組織ハマスが要求した変更は受け入れられないとした。
トランプ米大統領は1日、イスラエルが60日間の停戦を「最終化するために必要な条件に合意した」と述べたが、これまでイスラエルは確認していなかった。
ハマスは、停戦案について4日に「前向きな精神」で回答したとし、人質解放と紛争終結に向け直ちに協議に入る用意があると表明した。ただ親ハマスの武装組織の関係者は、人道支援、ラファ国境検問所を通じたエジプトとの往来、イスラエル軍の撤退スケジュールの明確化を巡り懸念が残ると指摘している。
イスラエル首相府は5日、「ハマスがカタールの提案に加えようとしている変更が昨夜、通知されたが、イスラエルにとって受け入れがたいものである」と表明した。その上で、代表団をカタールに派遣し「イスラエルが同意したカタールの提案に基づき、人質の帰還に向け努力を続ける」とした。
ネタニヤフ首相は7日にワシントンでトランプ大統領と会談する。
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