インテルの開始30秒弾で幕開けた壮絶ゲーム…バルセロナはヤマルが攻撃牽引も両者3発同点でCL決勝懸けた決戦へ(ゲキサカ)

[4.30 欧州CL準決勝第1戦 バルセロナ 3-3 インテル]  UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は現地時間4月30日、バルセロナ対インテルの準決勝第1戦を開催した。インテルがキックオフ直後に先制した一戦は両者撃ち合って3-3で終了した。 【動画】日本代表DFがセンターサークルから6人置き去りゴール  試合は開始30秒で動いた。インテルの速攻でMFデンゼル・ダンフリースが右サイドを抜け出してクロス。これはDFジュール・クンデにクリアされたが、こぼれ球を拾った2次攻撃からダンフリースのクロスをFWマルクス・テュラムが軸足の後ろを通すシュートで合わせ、電光石火の先制点を奪った。  ただ主導権を握るのはホーム・バルセロナ。前半12分にはMFラミネ・ヤマルが右サイドからペナルティエリア内に折り返し、引き取ったFWフェラン・トーレスがシュートを放つも枠の右に外れた。ヤマルは左脚の付け根付近を気にしてウォーミングアップを早めに切り上げていたが、大きな影響は感じさせずにプレーした。F・トーレスは続く前半19分、セットプレーのこぼれ球をペナルティエリア内左で収め、DF陣の間を突く強烈シュートを放つも、ボールはわずかに枠の右に外れた。  すると前半21分、インテルが数少ないチャンスをものにした。左CKにDFフランチェスコ・アチェルビが競り勝ってゴール前に送ると、ダンフリースがジャンピング反転ボレーで豪快にゴールネットを揺らして2点差とした。  それでもバルセロナは前半24分、ヤマルが右サイドから縦に運んでペナルティエリア内に侵入し、コンパクトに左足を振る。これがゴールポストを叩きながらゴールに吸い込まれて1点差に詰め寄った。17歳のヤマルはバルセロナでの公式戦100試合出場を自ら祝う得点となった。  なおもヤマルは前半26分、縦突破からゴールライン際で切り返し、角度のないところから左足でシュート。これはクロスバーを叩くも、今度は枠の外に逸れていった。また同30分にはMFダニ・オルモが相手に寄せられながらも中央を突破してシュート。これはGKヤン・ゾマーに阻まれた。  ただインテルはバルセロナの勢いを抑えることができなかった。前半38分、MFペドリのクロスをFWラフィーニャが頭で落とし、走り込んだF・トーレスが押し込んでついに試合を振り出しに戻した。  ところがバルセロナは前半42分、DFジュール・クンデが座り込んでしまい、DFエリック・ガルシアとの交代を余儀なくされた。さらにインテルはFWラウタロ・マルティネスがドリブル時に負傷し、FWメフディ・タレミがハーフタイム明けから投入された。  インテルは後半4分、DFヤン・アウレル・ビセックのクロスがファーサイドに流れてMFフェデリコ・ディマルコが右足で合わせたが、枠の上に外れた。ただ同19分、右CKをダンフリースが合わせて勝ち越した。  それでもバルセロナは直後の後半20分、ダニ・オルモが左CKをゴール前に蹴り込まず、ペナルティエリアの角付近で待つヤマルへキック。ヤマルがこれをスルーすると、待ち構えたラフィーニャが強烈なミドルシュートを叩き込んであっという間に追いついた。なおクロスバーに当たったボールがGKに当たって入ったため、記録はゾマーのオウンゴールになった。  後半30分にはMFヘンリク・ムヒタリアンのゴールで再びインテルが勝ち越したかに思われたが、副審の旗が上がって4点目は認められず。一方のバルセロナは同42分、ヤマルがペナルティエリア右から蹴った山なりのボールがゴールに向かったが、クロスバーに嫌われた。  そのままタイムアップを迎え、両者タイスコアでインテルがホームで行う第2戦に臨むこととなった。

ゲキサカ
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