エンジンの評価がクルマの評価に直結!? 優秀なエンジンを搭載した軽自動車トップ5
日本独自の規格である軽自動車。各社がさまざまな工夫を凝らしているが、エンジンは排気量の上限があるため差をつけにくい部分だ。にもかかわらず、お馴染みの自動車評論家のみなさんが苦心して軽の官能エンジン車を選び出してくれた!!※本稿は2025年9月のものです文:片岡英明、鈴木直也、国沢光宏、渡辺陽一郎/写真:ダイハツ、スズキ、ホンダ、日産、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年10月10日号
【画像ギャラリー】排気量はほぼ同じ……各社の工夫が涙ぐましい!? 官能エンジン搭載軽自動車トップ5(16枚)ダイハツ ムーヴ。658cc、直3ターボは64ps/10.2kgm。総合1位になったのはクルマのよさの証だ
ムーヴのKF型3気筒はファイナルギアを加速方向に振ったこともあり、NAエンジンでも軽やかだ。ターボはワイドレンジのD-CVTの洗練度が高いことも奏功し、4人が高得点を投じて圧勝した。ボクはジムニーをスルーしたが、R06A型は好印象だ。
現在の軽はエンジンで差別化するのは難しい。燃費偽装が問題になった10年前に比べると、各社間の性能差は本当に小さくなった。
むしろ、好感度の差は「どんなクルマに搭載しているか?」で決まる。ま、新型ムーヴの評判がいいってことじゃないですかね?
クルマ好き目線からすれば圧倒的にアトレーのデッキバンが楽しい! ウソだと思ったら乗ってみていただきたい。こんな遊べるクルマって稀少です。
ミライースも標準車を買ってサスペンションとタイヤ、シート、補強バーを3本くらい入れたクルマを作りたい。
私の1位はN-ONE RS。ターボを搭載して6速MTの組み合わせもあり、天井も低めだから安定性もいい。2位はジムニーで、ボディは重いが5速MTの操作次第で楽しく走れる。
ムーヴターボもパワー不足を感じさせず魅力だが、1位ではないと思う。