【まるも亜希子の「寄り道日和」】ジャパンモビリティショー2025会場でグッときたもの

2026年夏に日本導入予定だという、BYD RACCO。軽規格のEVは来年もっと盛り上がる予感がします

 名称とコンセプトを大変革してから2回目となる「ジャパンモビリティショー2025」が開幕しましたね〜。10月29日のプレスデーから、もう4日ほど会場へ足を運んでいますが、一般公開されて最初の休日はものすごい人でした! 今回は未来のモビリティはもちろんのこと、温故知新を体感できるような懐かしのモビリティもたくさん見ることができ、子どもが喜ぶ展示やコンテンツもますます増えている印象です。

 一般公開日もいよいよ11月9日までということで、今回は私がいろんな意味でグッときたベスト5をザザーっとご紹介したいと思います。

 まず1つめは、ついに来たか! と身が引き締まる思いのBYDの軽規格EV「RACCO(ラッコ)」。スーパーハイトタイプのスライドドア車という、最も売れ筋のパッケージできましたよね。以前から、早くデリカミニEVを出してくださいと三菱の人にも言っているのですが、本当にもう、悠長に構えている場合じゃないのではと感じました。

軽EVのN-ONE e:をベースに、往年のブルドッグへのオマージュが見て取れるHonda Super ONE。お値段も気になるところです

 そして2つめは、ホンダの「N-ONE e:」をベースにワイドフェンダーやエアロなどで昔のブルドッグ風に仕上げている「Super-ONE Prototype」。走りの方もかなり面白くなっているそうで、このコラムでもわが家がN-ONE e:の購入を検討中だと書きましたが、これが出るならコッチでしょう! とがぜん盛り上がってきております。あとはお値段次第ですね。

2026年8月で終了とアナウンスされていたダイハツ・コペンにはまだ続きがありました! なんとFR化というからワクワクしますね。

 3つめは、コペンに新型があるんだ! と喜んでいたらまさかのFR? いったいどんな走りなのか、早く運転してみたい〜とワクワクだった、「K-OPEN」コンセプト。だって、軽サイズキープのままFR化してて、すでにテスト走行も行っているというからすごいですよね。FRになるとさらにスペースが限られてしまうため、ミッションの搭載にもすごく苦労したのだとか。いや〜、楽しみです。

2008年から徐々に進化してきて、いよいよ公道での実証実験段階に入ってきた、ブリヂストンの空気充填がいらないタイヤ。10人乗りバスタイプのグリーンスローモビリティに装着されています

 4つめは、夢のような話だと思っていたブリヂストンの空気を入れないタイヤ「AirFree」。これが第3世代へと進化し、実際に走行テストも進んでいるそうです。しかも、富山県ではグリーンスローモビリティに装着されて、乗車することもできるというから冨山まで行こうかなぁと思ったほど。乗り心地はどんな感じなんでしょうね。すごく気になります。

子ども用のクルマがあったら、子どもたちの世界はもっと広がるはず。そんな思いで作られたのがKids mobiだそうです

 で、最後はトヨタブースでかわいさを振りまいていた、Kids mobi。身長120cmくらいまでの子どもが乗車できるそうなので、もうわが家の娘は乗れなくなってしまいましたが(笑)、これがもし、あらかじめ設定したルートを周囲の安全に配慮しながら移動してくれるといった未来が来るならば、世の中の子どもの帰りを待つ保護者はもっと安心できると思うし、子どもの行動範囲ももっと広がるんじゃないでしょうか。雨の日の登校とかこれでできたら嬉しいですよね。

 というわけで他にもたくさん、気になるものがあったジャパンモビリティショー2025。どんな年代でも運転する人でもしない人でも、行けば必ずなにか響くと思いますので、ぜひ東京ビッグサイトへ足を運んでみてくださいね。

関連記事: