極薄折りたたみスマホ「OPPO Find N5」を試す 驚きのボディー、日本未発売でも「欲しい」と実感した理由

 利便性重視の折りたたみスマートフォンが欲しい人におすすめしたいと思える端末を触った。それが「OPPO Find N5」だ。大きな売りとなっているのが閉じた状態での厚みが9mmを下回ること。超薄型ボディーにより「折りたたみスマホは分厚い」というイメージを払拭(ふっしょく)した。 【画像】驚きの薄いボディー  OPPOは2021年に初のフォルダブルスマートフォン「OPPO Find N」を市場に投入した。今回試用したOPPO Find N5は、中国向けのモデルとグローバル向けのモデルが2025年2月下旬に発売された。価格はシンガポールでの発表時に2499シンガポールドル(約28万円)からとアナウンスしていた。  2025年5月時点で日本での発売は予定されていないが、実機に触れて感じた魅力をスペックや機能とともに紹介したい。  なお、OPPO Find N5は技適を取得していないため、総務省の特例制度を利用している。特例制度では、所定の届け出を行うと、技適のない海外の端末でWi-FiやBluetoothの通信が可能になる。

 まずはディスプレイから見ていこう。開いた状態で利用できるインナーディスプレイは8.12型で2480×2248ピクセルでの表示が可能だ。閉じた状態で利用可能なカバーディスプレイは6.62型で2616×1140ピクセルで表示できる。どちらも120Hzのリフレッシュレートと最高240Hzのタッチサンプリングレートに対応している。  実機を手にして最初に驚いたのが「ボディーの薄さ」だ。冒頭でも触れた通り、閉じた状態でも9mm以下で、一般的なハイエンドのスマートフォンとほぼ同じ。高さは160.87mm、閉じた状態の横幅は74.42mmで厚さは8.93mm。開いた状態だと横幅は146.58mm、厚さは4.21mmとなる。重量は229gと軽くはないが、薄さのおかげで「ズッシリ分厚く重い物を持っている感」は軽減されている。  手元にあるサムスン電子製の折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold6」と比べても、OPPO Find N5の薄さが分かる。Galaxy Z Fold6の厚さは閉じた状態で12.1mm、開いた状態で5.6mmとなっており、OPPO Find N5は閉じた状態ではGalaxy Z Fold6より3.17mm薄く、開いた状態ではGalaxy Z Fold6より1.39mm薄い。  ヒンジはチタニウム製で、「過酷な環境でテストを実施した」とのことだ。ヒンジの出っ張りをほとんど感じさせない設計のため、閉じた状態で手のひらにヒンジが触れて邪魔になると感じることはない。折りたたみスマホのハイエンドモデルではアルミニウムかつ光沢仕上げのものが多く、手にしたときに「ヒンヤリ」と冷たさを感じるが、OPPO Find N5はサラッとした質感で指紋が目立ちづらく扱いやすいと感じる。

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